【がんばらない趣味】オトナだって「水遊び」

2019年07月20日 10時00分

沢を登るシャワークライミングは爽快感を味わえること間違いなし(デジモノステーション提供)

 オトナだって「水遊び」! 夏休みに入る子供たちはもちろん、最近は中高年も童心に帰れる趣味として注目を集めているという。デジモノステーション編集長の滝田勝紀氏に教えてもらおう。

 梅雨が明けたら、いよいよ夏本番。猛暑日が増えている昨今、当然日常生活ではエアコンを必ず使ってほしいところだが、それだけでは限界だ。一番効果的な方法は水をかぶること。昔を思い出してほしい。近所の川に友達みんなで遊びに行って、学校ではダメだと言われながら、川に入って遊んでいた時のことを。あの気持ち良さは格別で、暑さなんて忘れて遊びに夢中だったはずだ。

 とはいえ、50歳も超えた大人がいきなり川に飛び込もうものなら、世知辛い世の中、違う目的に取られかねない。だから、合法的に川に飛び込む遊び、ここでは“がんばらない趣味”として「シャワークライミング」をオススメしたい。木が生い茂る沢を登り涼を楽しむハイキングで、暑い夏でもできるスポーツのことだ。

 今回は秩父の長瀞でラフティングツアーの会社「アムスハウス&フレンズ」を経営、自身も世界的なレスキュートレーニングカンパニー「RESCUE 3 JAPAN」の急流救助講師を受け持つ平井琢さんが、遊び方を教えてくれた。

 まず遊ぶ際に気をつける点について、とにかくガイドツアーに参加することが鉄則と平井さん。「沢の奥で滑落やけがをした場合、遭難する可能性があります。電話が通じない場所も多々ありますから、まずはガイドに従って遊ぶ場所を選ぶこと。また、昨今ゲリラ豪雨も発生しやすく、天候不良が予想される場合は沢に入らない決断をすることも重要です」

 服装はどうすればいいのだろうか?

「水の熱伝導率は空気の20倍と言われ、沢に入ると軽装では真夏でも低体温症になる可能性があります。ウエットスーツを着用して入ることをオススメします。さらにフェルトソールの沢登り用シューズを履くことで滑落しづらくなります。これらはガイドツアーに参加することでレンタルで借りられます。いずれにせよ予備知識や装備が大切であり、経験豊富な方と同行するのが何より大切なポイントです」

 説明を聞くと一見なかなかハードルが高そうなイメージがある「シャワークライミング」。だが、沢に登っている途中、休憩の際には川の澄んだ水をそのまま火にかけてそうめんをゆでたり、自然の中で天然の山菜を食したり、滝つぼの安全をチェックした後、思いっきり飛び込んでみたりする遊びはとにかく格別。

 今年の夏休みは子供や孫とチャレンジするのもオススメだ。

 一方、体力にあまり自信がない人でも楽しめるオススメのアクティビティーが「ラフティング」だ。大型ゴムボートに乗り込み、ライフジャケット、ヘルメットなどの安全装備を身に着け、手にパドルを持って川を下る、楽しいアウトドアスポーツ。

「ラフティングは安全で手軽に水遊びが楽しめる代表格。久しぶりに外遊びをする人や運動不足の人にもオススメです! 関東でも御岳、長瀞、鬼怒川、みなかみとフィールドが豊富だし、旅先でも日本全国いろんなところで体験できます。また、何の準備もいらないのもポイントです」

 やっぱりボートをひとりでこぎたい!という人には、「パックラフト」がオススメと平井さん。折り畳んで運搬できる、空気で膨らむ小型軽量ゴムボートをパドルで操作しながら川を下ったり、湖などを移動するアクティビティーだ。

「パックラフトは正確にはカヤックに属するものですが、ポリエチレン製などのカヤックに比べて安定性が高く、転覆の可能性が少ないのが魅力です。半面、誰でも簡単にできる分、万が一の転覆時にも自力で対処しないといけないなど、それなりのスキルや注意力も必要な乗り物です」

 このように沢を登って水にダイブする「シャワークライミング」、ボートなどで川などを下って遊ぶ「ラフティング」「パックラフト」と、がんばらなくても楽しめる水遊びはたくさんある。ただ、ひとつだけ大切なことはやはり川は自然であり、そこには少なからず危険が潜んでいるということ。かつ高齢者にとっては、川や山の湖の水温は夏でも冷たいもので、急に落水すると心臓への負担なども考慮しなければならない。だからこそ、がんばらずに楽しく遊ぶのであれば、やはりツアー会社などに申し込むことで趣味への第一歩を踏み出してほしい。

【デジモノステーションとは】30代男性、とりわけ父親とその家族をターゲットにしたライフスタイル系モノ媒体。その名の通り、デジタルガジェットや生活家電の情報や使い方をベースに、父親がオフタイムに心置きなく趣味や遊びを満喫できるように、家族まで巻き込んで楽しむ方法を提案。日本で唯一の“ニュースタイル亭主関白”を打ち出す電子雑誌だ。