【鉄旅タレント木村裕子の日本全国おもしろ鉄道】世界の未知なる鉄道へ、出発進行~!

2021年05月25日 16時00分

転身のキッカケとなった豪州バックパッカー

 読者のみなさまへ、ご報告があります。わたくし、木村裕子は今月30日をもって、20年続けた鉄旅タレントを卒業します! それにより、この連載も今回が最終回となります。そこで最後に私の鉄ヲタ人生と、今後のでっかい野望について語らせていただきたいと思います。

 幼少期から鉄道好きだった私が人生で一番大きなチャレンジをしたのが、「日本国内鉄道全線完乗」でした。足かけ8年かけて、ついに2015年に達成したんですが、予想もしなかった事態に陥ってしまいました。燃え尽き症候群になってしまったんです。

 大きすぎる目標を達成したことと、新しい路線に乗る時の、あのワクワク感がもう味わえなくなってしまった現実に落胆してしまいました。「鉄道が嫌いになったわけじゃない。でも、以前のように寝ても覚めても『鉄道(ハート)』という気持ちが明らかに湧いてこない…」と、当時はものすごく落ち込みました。

 完乗達成から4年後、ある日突然、「私は私を世界に放り込んだら、どうなるんだろう?」と疑問が湧きました。そこでこの答えを出すために、人生初の女ひとりバックパッカーで、オーストラリアへ8日間の旅に出ました。とにかくたくさんの都市へ行って手当たり次第に列車に乗った時、答えが出たんです。

「初めての列車に乗る時のワクワク、知らない駅に降りる時のドキドキ。消えかかっている私の鉄道熱は、海外に行けば復活させることができる!」

 そう気付いてパソコンひとつ持って、お仕事をしながら世界を転々とするという、新しい夢が決まり、実現に向けて準備を始めました。

 実は幼少期から鉄道と同じくらい心理学が好きで、独学で勉強して知識があったため、自身の経験を基に、親子関係で悩んでいる人にアドバイスを送る内容のブログを立ち上げたところ、なんと1年半後には生活できるほどの月収に達することができました。そこでこのたび、心理カウンセラーへの転身を決めました。私が鉄旅タレントを辞める理由、それは鉄道が大好きだからです。

 最後に木村ポイント! もし「日本国内鉄道全線完乗」を達成していなければ、東スポさんの連載をいただくこともなかったと思います。自由に書かせていただける連載は、何よりも楽しいお仕事でした。4年半、本当にありがとうございました。それでは、日本の鉄道を乗り尽くした私は、世界の未知なる鉄道へ、出発進行~!(おわり)

 ☆きむら・ゆうこ 1982年8月17日生まれ。愛知県出身。鉄道をこよなく愛する鉄旅タレント。2015年にはJR、私鉄、地下鉄、ケーブルカー、モノレールなど、日本全国にある鉄道を全線乗車する「日本国内鉄道全線完乗」を達成。乗車した走行距離は約2万8000キロメートル。

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