【鉄旅タレント木村裕子の日本全国おもしろ鉄道】千葉・飯給駅には春が“旬”の「世界一大きいトイレ」があります!

2021年03月23日 16時00分

春になると桜や菜の花が咲いて、女性専用トイレがメルヘンな世界に!
春になると桜や菜の花が咲いて、女性専用トイレがメルヘンな世界に!

 暖かくなってきて春の気配を感じるようになりました。そこで今回は、春にイチオシの鉄道名所をご案内したいと思います。鉄道界には、線路際に咲く桜や菜の花など、色とりどりのお花が見える絶景スポットがたくさんありますが、今回は“駅のトイレ”にスポットを当てます。駅舎でも沿線でも車窓でもなく、春に旬を迎える「駅の女子トイレ」です!

 そのお手洗いは、千葉県を走る小湊鉄道の飯給(いたぶ)駅にあります。キャッチコピーは「世界一大きいトイレ」。ここが春のイチオシスポットになります。“世界一大きい”というのは大げさではなくて、敷地面積は約200平方メートル! 実際に使用してみたくて行ってみると、待合室の隣に巨大な丸いおけのような形をしたトイレが建っていました。外周は53メートルもあって、ドアの横にはちゃんと女性専用マークが貼ってありました。

「中はどうなっているんだろう?」と思って、開けてみるとビックリ! 桜の木や色とりどりのお花、そして緑の芝生の真ん中にガラス張りのオシャレなトイレがありました。なんだかおとぎ話で開けてはいけないドアを開けて、迷い込んでしまったような空間です。

 入り口からお手洗いまでは約8メートルもあって、庭園をのんびり歩くように進みます。足元にはカラフルで小さいお花が咲いていて、かわいらしいですね。ガラス張りの個室はカーテンで目隠しできるようになっていますが、せっかくの開放感を味わいたいので丸見え状態で使ってみます。お花・自然・青空に囲まれているせいか、なんだか神聖な気持ちのお手洗いタイムとなりました(笑い)。

 この巨大トイレは、世界的にも有名な建築家によるアート作品として作られましたが、完成後、予想以上の反響があり、いまでは沿線の観光スポットとなりました。私が訪れた1時間ちょっとの間にも、ツーリング中の方や噂を聞いて県外から見に来た方とも出会い、奇想天外なトイレにみんな大笑いして写真を撮っていました。

 ここで木村ポイント! 男性用はお隣にある普通サイズのトイレになりますが、女性用が使用中でない時は、男性も見学のみなら可能なので、コロナが落ち着いたらぜひ珍スポット巡りに行ってみてください。それでは、桜と菜の花が咲く今が旬の飯給駅のトイレへ、出発進行~!

 ☆きむら・ゆうこ 1982年8月17日生まれ。愛知県出身。鉄道をこよなく愛する鉄旅タレント。2015年にはJR、私鉄、地下鉄、ケーブルカー、モノレールなど、日本全国にある鉄道を全線乗車する「日本国内鉄道全線完乗」を達成。乗車した走行距離は約2万8000キロメートル。

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