【鉄旅タレント木村裕子の日本全国おもしろ鉄道】「JR予土線」闘牛の散歩に遭遇しちゃいました!

2021年01月12日 16時00分

【写真上】闘牛の散歩に遭遇。記念に牛ポーズでパチリ【写真下】JR予土線の松丸駅で、ものすごい体験をしちゃいました!

 2回目の緊急事態宣言が先週、首都圏の1都3県に発出されました。今後、関西3府県や東海地方でも発出される可能性があり、まだ旅行には行けない状況ですが、せめて東スポを読んでいる時だけでも旅気分に浸ってもらえたら…。そこで今回から数回にわたって、「東スポで脳内乗り鉄」をお届けします! あっと驚く状況を想像しながら読んでくださいね。

 読者のみなさんの中に、旅先で“闘牛の散歩”に遭遇した人はいませんか? 私はありました! それは高知と愛媛を結ぶ唯一の路線、JR予土線に乗ったときです。

 四万十川に沿って走り、あちこちに沈下橋が架かる車窓を見ていたら、ちょっと降りたくなったので、愛媛県の松丸駅で下車して街の散策に繰り出しました。

 すると遠くに、真っ黒で巨大な物体にロープを付けて歩いている、おじいちゃんを見つけてしまったんです。その物体は毛むくじゃらで、おじいちゃんより、はるかに大きな体格をしています。

 変なものが大好きな私は全速力で走って追い付き、巨大な生き物の顔を見て驚きました。なんと闘牛です! どっからどう見ても闘牛なんです。そこでおじいちゃんに「何をしているんですか?」と尋ねると「闘牛の散歩だよ」と当たり前のような顔をして教えてくれました。

 この牛は近くの宇和島市営闘牛場に出場している闘牛で、体力をつけるために、いつもこうして散歩しているそうです。おじいちゃんは「触ってもいいよ~」と声をかけてくれました。でも好奇心で触りたい半面、怖くてなかなか手が出ません。過去に牧場の乳搾り体験で牛に触れたことはありますが、大きさ・筋肉の付き具合・角の鋭さ…。すべてにおいて規格外だし、突進されたら一撃で負けることも理解しています。

 でも、この機会を逃したら一生闘牛に触れることはないだろうと覚悟して、ビクビクしながら触ってみると……。あれ? ものすごく優しい目をしながら、私を受け入れてくれました。毛は硬いけど、ツヤッとしていました。

 ここで木村ポイント! 荒々しいイメージの闘牛ですが、普段はのんびり屋さんで人懐っこく、おじいちゃんいわく「大きい犬だよ」とのことでした。

 それでは丑年の今年は、私もこの闘牛のように仕事は猛進、休日はのんびりモードで、出発進行~!

 ☆きむら・ゆうこ 1982年8月17日生まれ。愛知県出身。鉄道をこよなく愛する鉄旅タレント。2015年にはJR、私鉄、地下鉄、ケーブルカー、モノレールなど、日本全国にある鉄道を全線乗車する「日本国内鉄道全線完乗」を達成。乗車した走行距離は約2万8000キロメートル。

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