【鉄旅タレント木村裕子の日本全国おもしろ鉄道】鉄道業界にも「アマビエ効果」

2020年12月22日 16時00分

アマビエが鉄道界を救った! 高松琴平電気鉄道のステッカー

 今年最後の連載はコレ!「2020年の鉄道ニュース“キムランキング”ベスト3」をお届けします。

 今年1年は、コロナの影響で思うように乗り鉄へ行けませんでしたが、それでも鉄道は走り続けました。そこで私の独断で、鉄道ニュースをまとめて締めくくりたいと思います。

 さっそく第3位!「南伊予駅、なぜ」。これは、ネット検索で「南伊予駅」と入れると、サブワードに“なぜ”と出てくる不思議な現象です。

 今年3月に、JR四国発足後、5つ目の新駅となる南伊予駅が愛媛県に誕生しました。ですが鉄道ファンはみんな、この駅に「なぜ?」という疑問を持ったんです。その理由は、建った場所にありました。「周りは田んぼと畑しかないのに、なぜ?」というものです。

 実はこの駅、近くにある利用客の多い松山駅が2023年度予定で便利な高架駅になるため、大規模整備の一環として造られました。ちなみに同じ3月には、山手線に高輪ゲートウェイ駅も開業したため、この2駅は同期デビューとなります。

 第2位!「アマビエの鉄道効果」。もうすっかり過去の人(妖怪)のような雰囲気が否めませんが、疫病退散祈願として一躍有名になったアマビエです。あちこちでコラボグッズが発売されましたが、鉄道界でもアマビエ切符、アマビエICカードステッカーなど、たくさんのグッズが生まれました。

 アマビエが疫病に効果があったかはわかりませんが、収益が減ったローカル線ではこのグッズの通販で売り上げを伸ばしたので、個人的には効果をもたらしてくれた妖怪さんだったのでは?と思っています。

 そして第1位!「鉄ヲタ、GoToトラベルに翻弄されまくる」。私はこの事業を知ったとき、前代未聞の激安制度に興奮が止まらず、鉄道知識をフル活用して一大乗り鉄計画を立てました。でも、いざ申し込もうとすると、東京都は遅れてスタートとなったり、地域ごとに停止になったり、さらには来週の28日から全国一斉停止となったり…。これは鉄道ファンだけでなく、きっと誰もが翻弄されてしまったと思います。

 ですが、この制度自体はとってもいい事業だと思うので、いまはグッと我慢して、またコロナが収まったときにフル活用したいと思います。

 それでは来年は、自由に旅ができる年になるよう願って、出発進行~!

 ☆きむら・ゆうこ 1982年8月17日生まれ。愛知県出身。鉄道をこよなく愛する鉄旅タレント。2015年にはJR、私鉄、地下鉄、ケーブルカー、モノレールなど、日本全国にある鉄道を全線乗車する「日本国内鉄道全線完乗」を達成。乗車した走行距離は約2万8000キロメートル。

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