【鉄旅タレント木村裕子の日本全国おもしろ鉄道】知ってましたか?荷物と切符の「指定席」

2020年12月08日 16時00分

【写真上】こちらが「特大荷物スペース」【写真下】「切符の指定席」であるチケットホルダー

 今年5月から、東海道・山陽・九州新幹線で「特大荷物スペースつき座席」のサービスが始まりました。これは事前に指定席を購入する時に、大きな荷物を置くスペースが必要な人に向けて、無料で置き場所の予約ができるというものです。予約しないで乗車して特大荷物スペースに置くと、車内で持ち込み手数料1000円の支払いが必要になるので注意してください。

 さっそく私も使ってみたいと思ったものの、特大荷物の定義である「3辺の合計が160センチ以上の荷物」が見当たらないんです…。そこでいま、「早く特大荷物を運びたい!」という、意味不明な意欲に燃えています(笑い)。

 これを私は“荷物の指定席”だと思っていますが、実はずいぶん前から“切符の指定席”があったのはご存じですか? 

 主に特急列車や急行列車などで座席のテーブルの上あたりにあって、チケットホルダーと呼ばれています。ポケットに入れるタイプや隙間に挟むタイプなどがあり、乗車券をここに入れておくと、車掌検札のときに声を掛けられることなくスムーズに終わるというものです。

 私の一番古い記憶では、約15年前に乗った大阪と城崎温泉を結ぶ国鉄型の「特急北近畿」にもありました。この時は布のヘッドカバーに小さなポケットが付いていました。とても画期的だったので、昔はあちこちで見かけましたが、乗車券を忘れてしまう人が多かったことや、スマホの普及でチケットレスになったことから、いつの間にか数が減ってきたように思います。

 旅先で初めて見た人は「これは何に使うんだろう?」と戸惑ってしまうと思いますが、もし見かけたら“切符の指定席”を使ってみてください。最近では、主に北海道や九州、写真の名鉄の列車などに設置されていますよ。

 ここで木村ポイント! 私は身長が低いため、列車の荷棚へスーツケースを必死に上げ下げしていると、知らない男性がスッと現れてお手伝いしてもらえることがあります。その方がどんな人でも、神様や王子様に見えてキュンとしてしまいます(ハート) それでは、特大荷物があってもスムーズに移動できる新幹線に乗って、出発進行~!

 ☆きむら・ゆうこ 1982年8月17日生まれ。愛知県出身。鉄道をこよなく愛する鉄旅タレント。2015年にはJR、私鉄、地下鉄、ケーブルカー、モノレールなど、日本全国にある鉄道を全線乗車する「日本国内鉄道全線完乗」を達成。乗車した走行距離は約2万8000キロメートル。

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