【鉄旅タレント木村裕子の日本全国おもしろ鉄道】いい意味で眠れない「トレインビューホテル」

2020年11月10日 16時00分

【写真上】「サンリバー大歩危」の鉄道部屋にはジオラマがあります!【写真下】吉野川第二橋りょうが見える絶景

 東スポWeb読者のみなさ~ん! 新型コロナに配慮しつつも、Go To トラベルキャンペーンを活用していますか? 私はすでに6回も利用してしまいました。だって鉄ヲタ歴30年、こんなにお得に旅ができるなんて、初めてのことでうれしさが止まらないんですもん。そこで今回は、ぜひ泊まってほしい「鉄道部屋」があるホテルをご紹介します。

 ここ数年で「トレインビューホテル」が、全国に増えました。これは線路際にホテルがあって、車両や線路を近くに臨むお部屋があるホテルのこと。日本全国に点在していて、私も乗り鉄の時は積極的に選んで泊まってきました。

 どのホテルも鉄道ファンにとってはたまらないお部屋ですが、なかでもすごいのが、徳島県のJR土讃線・大歩危(おおぼけ)駅が最寄りのホテル「サンリバー大歩危」です! なぜなら有名な鉄道カメラマン・坪内政美さんプロデュースのもと、鉄道ファン約20人がアイデアを出し合って改装した、完全版トレインビューホテルなんです。

 チェックインして450号室、「ムーンライトおおぼけ」という名前のお部屋に向かうと、ドアには「吉野川第二橋りょうが見える鉄道部屋、心の準備はいいですか?」という問いかけの札があります。おそるおそる扉を開けてみると、思わず「ひゃぁっ!」と声が出てしまいました。

 部屋の中には国鉄時代に使用していた座席、最寄り路線を模した大きなNゲージのジオラマ、直径1メートルほどの臨時列車の巨大ヘッドマーク、本棚にギッシリ詰まった年代物の時刻表や鉄道雑誌、坪内カメラマンの鉄道写真など、お部屋のどこを見てもお宝の鉄道グッズだらけです。もちろん大きな窓からは、雄大な山々に囲まれた鉄橋を走る列車を、バッチリ収めることができますよ。

 私は一人、この部屋で「寝るのがもったいない」と、夜通し鉄道ごっこをしてしまいました。チェックアウトの際、フロントにカギを返しに行くと、「よく眠れましたか?」と聞かれたので「全然眠れなくて寝不足です」と答えました。すると満面の笑みで「それは良かったです!」と返ってきました。普通なら苦情のような感想なのに、ここでは大歓迎されます(笑い)。

 ここで木村ポイント! 鉄道部屋は1室のみで、鉄道ファンに大人気のため、空いていたらすぐ予約することをおすすめします。それでは、眠れないホテル「サンリバー大歩危」へ出発進行~!

 ☆きむら・ゆうこ 1982年8月17日生まれ。愛知県出身。鉄道をこよなく愛する鉄旅タレント。2015年にはJR、私鉄、地下鉄、ケーブルカー、モノレールなど、日本全国にある鉄道を全線乗車する「日本国内鉄道全線完乗」を達成。乗車した走行距離は約2万8000キロメートル。

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