【鉄旅タレント木村裕子の日本全国おもしろ鉄道】北海道・JR室蘭本線でリアル体験「あっ、列車の窓ガラスが…」

2020年09月29日 16時00分

北海道で列車の窓ガラスが割れる場面に遭遇!

 台風の季節がやってきました! 日本に住んでいたら避けられない自然災害ですが、みなさんはどんな対策を行っていますか?

 テレビのニュースを見ていたら、窓ガラスが割れる被害が多く発生しているそうです。台風接近中に割れた場合は、通過するまでその部屋から離れるか、身を守るために毛布をかぶって耐えしのぐという強行手段も紹介されていました。そこで今回は「もし電車に乗っている時に、窓ガラスが割れたらどうなるのか?」を、私が実際に見た経験からお伝えします!

 あれは北海道に乗り鉄へ行った時のことでした。チラチラと雪が舞う11月に、苫小牧から長万部方向へ走るJR室蘭本線に乗っていたんです。普通列車にお客さんは3人で、私以外は地元の方でした。

「あぁ~♪ 平日の昼間に北海道で乗り鉄をしているなんて、幸せ者だなぁ~!」と、のんきにサッポロビールを飲んでいた時です。5メートルほど離れた窓から「メキメキ」という聞き慣れない異音がしたので見てみると、ガラスに稲妻のようなヒビが入っていることに気がつきました!

 慌てて運転士さんに伝えると、すぐに列車を止めて状況確認した後に無線で報告。1両編成のため乗客は車両の端に避難して、列車は速度を落として走りはじめました。気になりすぎた私は目を真ん丸にして、やじ馬になったことは言うまでもありません(笑い)。

 徐行運転で次の駅に停車すると、ポリ袋とガムテープを持った作業員さんが簡易修理を行いました。するとなんと、何事もなかったかのように列車は通常の速度で走りはじめたんです。

 私は「さらに割れるのでは?」「大丈夫!?」と心配になりましたが、それ以上被害が大きくなることはなく、終点に到着しました。私にとっては初めての経験でオロオロしてしまいましたが、北海道の鉄道員さんたちは慣れているのでしょうか? かすり傷に、ばんそうこうを貼るような対応で見事に復活! プロの対応に間違いはありませんでした。さすがです。

 ここで木村ポイント! 列車の窓ガラスは通常よりも強度のある特殊な強化ガラスで、破片も飛び散りにくいものを使っています。でも、もし乗車中に割れたところを発見したら、迷わず非常ボタンを押してくださいね。

 それでは非常時の対処法を日頃から意識して、出発進行~!

 ☆きむら・ゆうこ=1982年8月17日生まれ。愛知県出身。鉄道をこよなく愛する鉄旅タレント。2015年にはJR、私鉄、地下鉄、ケーブルカー、モノレールなど、日本全国にある鉄道を全線乗車する「日本国内鉄道全線完乗」を達成。乗車した走行距離は約2万8000キロメートル。