【大人の日帰り温泉】福島県湯岐温泉「和泉屋旅館」いつまででも入っていられる貸切混浴 

2020年10月05日 11時00分

発見時に鹿がケガを治していたところから名付けられた「鹿の湯」。ぬるめの湯にゆったり漬かればストレスがスーッと抜けていきます

 なかなかしぶとかった夏の暑さも鳴りを潜め、温泉カメラマンの大黒敬太氏は温泉巡りへスイッチ入れ直し。今回、向かったのは山あいで500年もの歴史を刻む“いつまででも入っていられる湯”です。

 こんにちは。やっと秋らしい気候も感じられるようになり、いよいよ“温泉シーズン”に突入ですね。東京もGo To トラベルキャンペーンの見通しが立って、観光地は「これから」っていう機運でなにより。

 今回ご紹介する温泉は「それでも温泉はぬるめがいい」という自分の志向もあり、絶対に熱くない絶妙な“ややぬる”の温泉です。

 場所は福島県南部の山あいで、周りは木や草のみの自然の中。2軒の温泉宿と1軒の共同湯のみの小さな温泉地「湯岐(ゆじまた)温泉」です。ちなみにその共同湯は以前にこの連載で紹介した「岩風呂」という浴場で、今回はそのすぐ隣にあるお宿「和泉屋(いずみや)旅館」さん。なんでもこの宿のご先祖さまが約500年前に発見した湯がこの温泉地の発祥となったという超老舗です。

 写真の女の子が入っているのはご先祖さまが発見し、今日まで続く「鹿の湯」。湯船の近くに源泉があるので、湧きたてほやほやに入れる湯は、37~38度くらいと何時間でも入れる絶妙な温度です。その向こうに見える小さな湯船は東日本大震災後にボーリングした湯で、こちらはプラス1~2度高い湯の源泉かけ流し。同じ泉質ですが、入り比べると女の子が入っている湯のほうが「やわらかい」ってのが実感できます。そして何より“混浴”なんです(時間帯により女性貸し切りも)。彼女と一緒に長湯をしながら2つの風呂に交互に入ることをオススメします。

 手近な見どころとしては「湯岐不動の滝」が。自然だけの山あいの温泉地なので、女将に「どこか観光スポットらしきものありますか?」と聞いて訪れた滝です。たぶん、宿から直線距離で300メートルほど。

 なお、宿の庭先には、幕末の水戸藩の藩士で尊王攘夷派の思想的な基盤を築いた学者として知られる「藤田東湖の碑」があります(何て書いてあるかわからなかったけれど)。藤田は生家が湯岐温泉近くということもあり、湯治で3週間も利用したといいます。歴史を感じられました。

【湯岐温泉 和泉屋旅館】
 ◆福島県東白川郡塙町湯岐湯岐17
 ◆日帰り入浴=650円(10~14時、お出かけ前に要確認)
 ◆風呂=内湯に混1(鹿の湯)、男1、女1(ともに八幡の湯)
 ◆泉質=単純泉
 ◆宿泊=1泊2食付き8909円(税別)~
 ◆問い合わせ=℡0247・43・0170
 ◆交通=車は東北自動車道・西那須野塩原ICから約1時間、または常磐自動車道・那珂ICから約80分。電車はJR磐城塙駅からバスあり(30分ほど)

【モデル=釘町(くぎまち)みやび】グラビアアイドル、ユーチューバーアイドル「めたもるふぉーぜ」として活動中。最近始めた、温泉や足裏の動画投稿は要チェックだ。

 ☆おおぐろ・けいた 日本全国を読者モデルを連れて温泉行脚中。自身が手がけた、ちょっぴりエッチな温泉本は50冊あまり。ファン待望の最新刊「令和の温泉 混浴大図鑑」が発売中。ユーチューブで動画「温泉美人」も無料配信中。

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