【大人の日帰り温泉】宮城・大崎市「荒湯地獄の湯」 これぞ野湯‼地熱地帯に湧き出た〝秘湯〟

2020年09月01日 11時00分

自然にたまった野湯は深さがそれほどないので、寝湯にするとちょうどいい感じです

自然に囲まれた温泉体験を味わいたい。今回、温泉カメラマンの大黒敬太氏は宮城県の鳴子(なるこ)温泉郷の北にある地熱地帯に湧き出た、野趣しかない硫黄泉でひとっ風呂――。

 こんにちは。お盆を過ぎれば少しは涼しくなるかと思いきや、まだまだ暑さが続きます。この時期は汗をかいた後、体を温泉で流してスッキリしても、湯上がりにドッとまた汗をかいてしまうので、「時間とお金がもったいない」とセコイ考えをしてしまうのは自分だけでしょうか。今回ご紹介するのは、“それでも温泉に入りたい、できたらタダで!”という方にオススメの一湯。

 場所は以前にこの連載で紹介した宮城県の吹上温泉からさらに山懐に分け入った「荒湯(あらゆ)地獄」。この周辺は勝手に温泉が湧き出す地熱地帯で、そういう場所柄「鬼首(おにこうべ)地熱発電所」もあります。そして今さらながら「野湯」でございます。

 野湯といっても前述した地熱発電所の近くで、スマホのナビで「荒湯地獄」で検索すればたどり着けます。ただ、ナビで表示されるのは観光スポットである“地獄”の光景。荒涼としたガレ場(岩や石が散乱している斜面)で水蒸気が立ち上る風景の場所です。

 写真の荒湯地獄の湯へは、ガレ場から温泉が湧き出し、それが湯の川となっている沢に沿って200メートルほど下ります。そのあたりには露天風呂になりそうな湯だまりも何段かありますが、激熱です。もう少し下の緩やかな流れとなった先の滝つぼのような(それほど深くはありませんが)たまりからが適温となります。結構“秘湯マニア”にも知られていて、野湯の中でも快適な部類です。

 この周辺50メートル内では至るところから温泉が自噴しているので、お好みで“マイ露天”をつくり、高温なら沢水を足したりと好みの温度で楽しむことができます。ただ、秘湯マニアの中にはブルーシートを持ち込んで即席の風呂をつくり、撤去せずにそのまま放置していく不届き者も。モラルが問われる行動に心が痛みます。

 それはさておき、湧きたてのピュアな温泉とワイルドな光景での湯あみは、一度気に入ってしまうとドンドン深みにハマってしまい、その後の温泉入浴に影響を与えてしまうので要注意です(笑い)。

【荒湯地獄の湯】
 ◆宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字荒湯地獄内
 ◆日帰り入浴=無料
 ◆風呂=露天/無数
 ◆泉質=硫黄泉
 ◆交通=車で東北自動車道・古川ICから約2時間。電車はオススメできません

【周辺グルメ】古川ICから荒湯地獄への経路にあるJR陸羽東線・鳴子御殿湯駅に近い老舗「千両食堂」はタンメンなどのオススメもあるが、具だくさんのスープが付くチャーハン(700円)が絶品だ。営業は不定休なので要確認。TEL0229・83・3326。

【モデル=美東澪(みとう・みお)】身長161センチにバスト85センチのEカップとスレンダーな体が魅力。グラドル&コスプレイヤーとして活動中。ツイッターは要チェックだ。

☆おおぐろ・けいた 日本全国を読者モデルを連れて温泉行脚中。自身が手がけた、ちょっぴりエッチな温泉本は50冊あまり。ファン待望の最新刊「令和の温泉 混浴大図鑑」が発売中。ユーチューブで動画「温泉美人」も無料配信中。