【鉄旅タレント木村裕子の日本全国おもしろ鉄道】交通系ICカードの〝ワナ〟にご用心

2020年08月04日 16時00分

全国を回って記念カードを必死に集めました!

 鉄道の知識には自信があった私ですが、先日、交通系ICカードのワナに引っかかってしまいました! そこで私の失敗から、あまり知られていないICカードの規約をみなさんにもお伝えしたいと思います。

 収集癖のある私は、15年ほど前から「記念ICカード」を集めていました。これは鉄道会社が、開業周年記念や他社とのコラボ記念などで発売する、枚数限定発売のICカードのこと。

 ただ記念のものに限らず、JRの交通系ICカードには「最後のご利用日から10年間ご利用がない場合は失効します」という規約があるんです。そのため私は、100枚ほど集めたカードの残高をすべて記録し、定期的に使用して失効しないよう気を付けていました。

 それなのに、です! 先日、改札にかざしたところ、残高があるにもかかわらず「ピンポーン」と警告音が鳴ってしまいました。駅員さんに聞くと「カードにロックがかかっていますね。解除しましょう」。機械で処理をしてもらって、無事に使えるようになったんですが、ここである規約を初めて知りました。

 実はSuicaの場合は10年ルールだけでなく「最終利用日から6か月利用がないと、自動ロックがかかる」という規約があったんです! ただ一時的に利用ができなくなりますが、今回の私のように窓口で解除をしてもらうか、駅の券売機で追加チャージをすれば、また使用できるようになるそうです。みなさんも、もし残高があるのに使えなくなった場合は、この原因を疑ってみてくださいね。

 ここで木村ポイント! 私はこの後、さらなる失態に気付くことになりました。増えすぎた鉄道グッズを久しぶりに整理していると、買ったまま保管していた記念カードが、ザックザクと出てきて、青ざめてしまいました。購入時、すでにチャージされている1500円とデポジット500円、計2000円が入ったまま、どれも10年以上経過していたんです。こういった場合は、新しいカードに残高を移して交換してもらえますが、期限の切れたカードは回収されてしまいます。

「交換するか、このまま記念カードをコレクションにするか。ああ、どうしよー!?」と悩む日々です。

 ちなみに、これはSuicaの場合で、会社によっては返金がないところもあるので注意してくださいね。みなさんもこうならないよう、ご利用にはお気をつけて、出発進行!

☆きむら・ゆうこ 1982年8月17日生まれ。愛知県出身。鉄道をこよなく愛する鉄旅タレント。2015年にはJR、私鉄、地下鉄、ケーブルカー、モノレールなど、日本全国にある鉄道を全線乗車する「日本国内鉄道全線完乗」を達成。乗車した走行距離は約2万8000キロメートル。