【鉄旅タレント木村裕子の日本全国おもしろ鉄道】見た目衝撃!味はgood!!どんぶりのド真ん中にたい焼きがドーン!!!

2019年09月10日 16時00分

A級路線の伯備線で、C級グルメの“たい焼きラーメン”をいただきました!

 旅の醍醐味の一つであるグルメには、おもしろい定義があります。

 いまやすっかり市民権を得た「B級グルメ」は、地元の方のアイデアが形になった料理が多く、個性にあふれていますが、実はその先に「C級グルメ」というのも存在しています。これは「人によって定義が異なるグルメ」なんだそう。私はこれを“見た目インパクトが絶大なおもしろい食べ物”と定義しました。

 C級グルメを求めてやってきたのは、岡山県の瀬戸内海から鳥取県の日本海を南北に結ぶJR伯備線の新見(にいみ)駅。この駅は特急列車や、現在は定期列車として唯一の寝台列車となったサンライズ出雲も止まる大きな駅です。

 岡山県のローカル地にあるので、駅としての位置はB級駅になるのかな(失礼)。でも伯備線は、室町時代に活躍した水墨画家・雪舟ゆかりのお寺や川と並走していて、秋には紅葉も広がり、車窓からの眺めはA級だと思います!

 新見駅前の観光案内所で1回200円という格安のレンタサイクルを借りて、映画のセットのような渋い商店や民家が並ぶ街を散策した後、「名代中華そば山金」さんへやってきました。私が訪れた5年前は駅から離れた場所にありましたが、現在は駅から徒歩7分の場所に移転したため、歩いても行けますよ。

 ここで注文したのは、たい焼きラーメン! 名前の通り、たい焼きが丼の真ん中にドーンと乗っかっているんです。見た目はギョッとしますが、実はこれ、中身は粒あんではなく、ニラ・たこ・ごぼう・しめじが入っていて、かき揚げのようなお味。ネギがたっぷり入ったあっさりしょうゆ味なので、女性にもおすすめの“ヘルシーたい焼き”なんです。
 店主さんに聞くと「前に百貨店の周年イベントに出店した時に“おめでたいもの”を頼まれて乗せたのがキッカケだよ」と教えてくれました。縁起も担げる一杯です。

 ここで木村ポイント! 伯備線は、おもしろ駅名の宝庫でもあります。ものしり博士のセリフのような「総社(そうじゃ)」、おいしそうなのに食べられない「江尾(えび)」と「井倉(いくら)」、結果を伝えたくなる「方谷(ほうこく)」など。これらをつなげると「総社! 海老の値段は井倉なのか方谷しなきゃ」となります。駅名マニアの私にとって、この羅列はA級です(笑い)。

 それでは、総合するとA級に楽しい伯備線へ、出発進行~!

☆きむら・ゆうこ=1982年8月17日生まれ。愛知県出身。鉄道をこよなく愛する鉄旅タレント。2015年にはJR、私鉄、地下鉄、ケーブルカー、モノレールなど、日本全国にある鉄道を全線乗車する「日本国内鉄道全線完乗」を達成。乗車した走行距離は約2万8000キロメートル。