【鉄旅タレント木村裕子の日本全国おもしろ鉄道】京成電鉄「市川真間駅」が母の日に「市川ママ駅」に!

2019年05月14日 17時00分

フォトスポット(左下囲み写真)など、駅が丸ごとお母さんの駅に大変身!
 5月12日は、母の日でしたね。日ごろ、面と向かってなかなか言えない「ありがとう」を伝えた方も多かったと思います。
 
 日本に母の日ができたのは、明治時代の末期だそうです。アメリカの風習が伝わったことから始まり、昭和に入ってからお菓子メーカーの森永製菓が「森永母の日大会」と称して告知され、全国へ広まったそうです。まさか母の日も、バレンタインデーの“チョコを贈りましょう。byお菓子メーカー”と同じルーツだったとは!(笑い)
 
 この母の日戦略(?)に、今年は鉄道会社も便乗し、面白い駅が出現しました。関東大手私鉄である京成電鉄は、沿線の市川真間駅を期間限定で“市川ママ駅”としたんです。地名の「市川市真間」が由来のこの駅一帯は江戸時代には富豪の別荘が並び、文学者も多く住んでいたことからか、現在は超高層マンションなどが並ぶ高級住宅街となっています。
 
 イベント内容は、駅名標をカーネーションで囲ったデザインに変えて、近隣の保育園、幼稚園、小学校の子供たちが描いたお母さんの似顔絵を駅構内に展示。ホームにフォトスポットも設置して、日本唯一の“母の日駅”に大変身しました。
 
 母の日当日には記念入場券やカーネーションも販売。さらに無料で「タイムカプセル郵便」も受け付けたんです。これは駅構内でメッセージカードに思いを書き込み、3年後の母の日に指定のあて先に送ってくれるというもの。鉄道会社が、過去から未来へ言葉を届けるって、ロマン旅行みたいですね!
 
 それから子供限定の1日駅長も行われました。抽選で選ばれた子供5人が、保護者同伴のもと駅員さんに成り切ります。そんな姿を見られたママにとっては最高の母の日になったのでは、と思います。
 
 ここで木村ポイント!「市川ママ」にちなんで、“市川さん”という名字の人数を調べたところ、全国に約18万人がいて、そのうちこの駅がある千葉県市川市には、約700人がいらっしゃるそうです。ということは、おそらく100人くらいは、「名字が市川のお母さん」がいるはず。実際に“市川ママ駅”行った方はいたのでしょうか?(笑い)
 
 ちなみにパパが付く駅名はありませんが、埼玉県には、秩父(ちちぶ)駅はあります。それでは、記念日に突然現れることがあるおもしろ駅へ、出発進行~!
 
 (毎週火曜掲載)
 
☆きむら・ゆうこ=1982年8月17日生まれ。愛知県出身。鉄道をこよなく愛する鉄旅タレント。2015年にはJR、私鉄、地下鉄、ケーブルカー、モノレールなど、日本全国にある鉄道を全線乗車する「日本国内鉄道全線完乗」を達成。乗車した走行距離は約2万8000キロメートル。