コロナ禍による緊急事態宣言の折、一部のパチンコホールが休業要請に従わず営業を続けたことで、業界全体が世間から厳しいバッシングを受けてしまった。一定の収束を迎え全国のホールが営業を再開した今、現状はどうなっていて、どういった〝コロナ対策〟を行っているだろうか? ミス東スポ2020・空条のんが早速、ホールに出かけてリポートした! 

 空条が向かったのは、東京都葛飾区金町にある「ダイナム金町南口店」。

 ドアをくぐると真っ先に【従業員からマスク着用の声掛け】をされました。もちろん私はマスクを着用して行ったのですが、持って来ていない人には店からマスクが配られていました。さらに、マスクを着けていても鼻と口を覆わない人(あごマスク)には、きちんと着けてくれるように声を掛けていたのが印象的でした。

 もちろん従業員のマスク着用率は100%。同店の店長さんに聞いたところ「勤務前に従業員は必ず検温しています。37度で帰宅してもらいます。もし体調不良に見えるお客様には入店のお断りのお願いをすることもあります」とのこと。

 続いて目に入ったのは【アルコール消毒液の設置】。こんなときなので、お客さんはみんな積極的に入場時には手指消毒をしていました。私もプシュッとアルコール液を手にかけて、入念に消毒しました。

 いよいよお目当ての台に座ったのですが、盤面のところには【消毒清掃済みの札】が立てかけられていました。ホール内を見渡すと、お客さんが遊戯を終えて席を離れるとすぐに従業員がやってきて、ハンドルやボタンなどの部分を丁寧に消毒&清掃していました。その作業が完了すると「消毒清掃済みの札」を差していました。新しいお客さんんが座ると、従業員が札を取って行く。これだと、台が消毒済みかどうかが一目で分かって、とっても安心できますね。

 一方、店内のBGMや台の音量もコロナ禍前とは違って、ボリュームを抑えてある印象を受けました。そして、台の間にはアクリル板、賞品カウンターもビニールシートで覆われていて、【飛沫対策】もしっかりとされていました。また、賞品カウンターの前には1メートル以上の間隔を空けるようにとの注意書きの札も。さらに、トイレの前にあるモニターには正しい手洗いの動画も流されていました。

 気になる換気について店長さんに聞くと「もともとホールは天井が高く、空調設備もあるので、毎時2~3回は循環しています。さらに現在は1時間に1~2回は入口の扉を開けて外気との換気を行っています」という。

 レストスペースが利用できなかったり、ブランケット貸し出しの中止はちょっぴり残念な気もしますが、これも対策の一つなので仕方がないことなのでしょうね。

 打っていたお客さんの一人は「ここまでコロナ対策をホールはいろいろやっているんだなぁと改めて思って安心しました」と言っていました。お客さんは、きちんとお店の指示に従っているようでした。
 まだまだコロナ禍が完全に終息するには、時間がかかるかもしれませんが、それまでは密を避けルールを守った上で、大好きなパチンコを気持ちよく遊戯したいと感じました。