【Mリーグで見せたプロの選択 あなたなら何を切る?】

2022年05月18日 14時00分

4月26日2回戦 南2局2本場 西家・堀慎吾の7巡目(6000点・4着目、ドラ=3萬)
4月26日2回戦 南2局2本場 西家・堀慎吾の7巡目(6000点・4着目、ドラ=3萬)

 写真の場面であなたならどうする? 何を切る? 下にある【答え】を読む前にまずは考えてみよう!

 熱戦が繰り広げられている麻雀「Mリーグ」で話題になるのが〝プロならではの選択〟だ。「ここでそれを切るのか!」「その牌を鳴くの⁉」とファンを驚かせ、うならせる打牌選択を当コーナーでは毎週、クイズ形式でお届けしている。さあ、じっくり考えたら、答え合わせ。プロがどんなことを考えているのか…そこにはハイレベルな〝読み〟と、素人には想像もつかない思考が隠れているはずだ。

 

 

 

【答え=9索】シーズン王者を決める最終戦。トータル首位でこの試合を迎えた堀慎吾(サ)は厳しいラス目にいた。競り合っている近藤誠一(セ)に倍満をツモられ親かぶりという痛恨の展開だったが、残りも少ない南2局の2本場に勝機を感じた。手なりで進めたくなるところ、歯を食いしばって高目に向かう9索切り。この選択が栄光への架け橋となった。

 近藤とは1万7600点差で、優勝までのポイント差は現状の着順並び(フェニックス3位・サクラナイツ4位)で、素点で7500点差以内に収めないといけない。その点差1万100点分を、最後の親番の前に少しでも詰めておきたいという局面だ。手なりで進めた場合「愚形+愚形のリーチ・ドラのイーシャンテンになりますが、フェニックスをまくるには大きなアガリが必須な状況でした」と、手を育てることにした。

 優勝争いから脱落していた滝沢和典(格)が、1打目からドラの3萬を切り出して安全牌を確保、他者の邪魔はしないように打ち進めていた。「近藤さんは字牌2枚手出しの後に1筒ツモ切りで、その後に8萬、1萬の順で手出し。筒子の下(1・2・3)は持ってなさそうでした」。自分も7筒は切っており、6筒を引いての三面張もフリテンにはなるが、「2~5筒の周りは山にいて横伸びが期待できそうでした」と、発展の予感がした。

 実際、3筒を引き入れ、筒子で2面子という構想がピタリ。もう1枚の9索も捨てると12巡目に待望のドラ3萬を引いて1・4筒待ちのリーチに出た。1筒をツモって、リーチ・ツモ・平和・ドラ4の大物手が成就。「9索を切れてなかったら、優勝できたかわかりませんでした」。優勝請負人とも言われる男は、最後まで抜かりない仕事をしていた。

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