【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】

 3月10日2回戦 南2局0本場=園田賢(赤)、松本吉弘(渋)、魚谷侑未(セ)、勝又健志(風)

KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。レギュラーシーズン全日程が終わり、サクラナイツは6位でセミファイナル進出を決めました。優勝目指して頑張りますので、桜援よろしくお願いいたします!

 上位4チームが通過のセミファイナルは各チーム16試合の短期戦。レギュラーシーズン4位までが最終日に試合をすることができます。これはボーダーのポイントを見ながら進めることができるので有利なのです。4位にギリギリで滑り込んだのは風林火山で、チーム最終戦のトップが大きかったですね。
 トップの大きな要因となったのが、見逃しからのアガリです。2着目の勝又選手は7巡目にタンヤオピンフの25筒待ちでテンパイ、ドラの發を切ってヤミテンに構えます。一手変わりで567三色ですが、手変わり=ツモアガリなので、三色になることはありません。とりあえずドラの發が鳴かれるか様子を見たのだと思います。

 直後、3着目で親番の松本選手から2筒が打ち出されますが、見逃してツモ切りリーチ。3着目の松本選手から2000点を直撃すると2着以上が濃厚になるためアガる人も多いと思いますが、勝又選手はトップを目指して満貫、跳満を引きにいったのでしょう。

 すぐにトップ目の園田選手が2筒をつかみ、2枚切れの南などもっと安全な牌があったにもかかわらず、ツモ切って3900点のアガリとなりました。ロンと言われた後、園田選手は「なんなん」という表情をしていましたが、そうなるのも分かります。

 まず大前提として勝又選手は松本選手の2筒をロンせず、ツモ切りリーチです。役なし25筒という可能性はありますが、特に場に多く切られているということもなくそれならば即リーチとなりそう。序盤に1筒が切られているためカン2筒ということもほとんどなさそうです。当たる確率が限りなく低いと判断するのも無理はないのです。

 この直撃が物をいい、1800点差で園田選手をかわしてトップとなり、フェニックスを0・2ポイント差でかわして5位に浮上。試合がなかった最終日の結果を受けて4位となりました。風林火山にとっては大きな一戦となりました。

 ☆おかだ・さやか 1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、19シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。