【週刊Mリーグ】えっ?それ切るの?堀慎吾プロの超越な読み

2021年12月02日 10時30分

テンパイ崩して2萬切り
テンパイ崩して2萬切り

【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】

11月22日1回戦 南3局1本場=本田明広(雷)、朝倉康心(U)、茅森早香(セ)、堀慎吾(サ)

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。Mリーグ公式実況で数え切れないほど多くの麻雀対局を見てきた日吉辰哉さんも「こういうことはなかなか見ない」とうなった、堀選手のテンパイから当たり牌を止めての降りを振り返ります。

 トップ目で迎えた南3局、2着目で親の茅森選手とは3800点差です。本田選手から先制リーチが入り、堀選手は選択を迫られます。このまま流局してオーラスを迎えたとして、2着目と4000点以上離れていないためノーテンにはできません。自分でアガって加点したいのはやまやまですが、万が一満貫を振り込んでしまうと3着目に落ちてしまいます。本田選手がツモれば親が茅森選手のため、その時点で4000点差以上になります。

 リーチ後に8索が重なり、5索を切れば147萬のピンフ赤高目タンヤオのテンパイとなるところで、堀選手は考えます。本田選手の河はすごく強くて、無スジが大量にあるので、5索を切ってアガリに向かうのが当たり前と思っていました。あとはリーチするか、しないかだけかなと。ところがまさかの2萬を切って、テンパイを崩しました。

 この2萬はワンチャンスとはいえ、通っていない牌です。堀選手いわく、本田選手の切り順から萬子は通りそうで、5索は最も危なく、8索だったら切っていた。南3局なんですが、オーラスの気分で打っていたというのです。トップは取りたいけど、何よりもトップ目から3着に落ちて順位点の60ポイントをロスしてはいけないということで、一番危険な牌と読んだ5索を切らなかったそうです。

 2萬を切ったこともすごいのですが、驚いたのは視聴者がいる放送対局でこれをやったことです。5索を切っていたとしても見ている方のほとんどは何も言わなかったでしょう。仮に5索が当たり牌でなかったら疑問の声は出ていたでしょうし、それこそ2萬で当たった日には「何やってるの!?」と批判が殺到していたはずです。しかし堀選手はそんなことを超越するほど自分の読みを信じているのです。

 最後は本田選手がツモあがって、トップ目のままオーラスを迎えた堀選手は逃げ切りました。

 ☆おかだ・さやか 1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、19シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。

【関連記事】

関連タグ:

ピックアップ