【Mリーグで見せたプロの選択 あなたなら何を切る?】

2021年11月24日 14時00分

11月16日2回戦 南2局2本場 東家・沢崎誠の10巡目(3万7300点・1着目、ドラ=9萬)。5萬をツモった場面
11月16日2回戦 南2局2本場 東家・沢崎誠の10巡目(3万7300点・1着目、ドラ=9萬)。5萬をツモった場面

 写真の場面であなたならどうする? 何を切る? 下にある【答え】を読む前にまずは考えてみよう!

 熱戦が繰り広げられている麻雀「Mリーグ」で話題になるのが〝プロならではの選択〟だ。「ここでそれを切るのか!」「その牌を鳴くの⁉」とファンを驚かせ、うならせる打牌選択を当コーナーでは毎週、クイズ形式でお届けしている。さあ、じっくり考えたら、答え合わせ。プロがどんなことを考えているのか…そこにはハイレベルな〝読み〟と、素人には想像もつかない思考が隠れているはずだ。 

 

 


【答え=3索(リーチ)】攻めるだけなら初級者でもできる。守れて中級者。守りながら攻めに出られるからこそプロの域だ。沢崎誠(サ)は、他者からリーチが入った局面で、見事に相手の当たり牌を止めつつ前に出るカウンターのような打牌を見せた。見切れるからこそ前に出られる。Mリーグ最年長選手の腕の見せどころだった。

 上家の朝倉康心(U)からリーチが入った直後のテンパイ。選択は3索切りのカン6索待ち、7索切りのカン4索待ちのどちらかだ。朝倉が7巡目に4索を切っており、オーソドックスな安全を求めるなら、筋の7索に手をかけるところ。だが、沢崎は違った。

「朝倉選手の4索切りと全体的に切られている牌から、朝倉選手は索子の下は安全で索子の上の方が危ないと感じていました」と、危険度の違いを感じていた。実際、7索は朝倉の当たり牌(七対子の7索待ち)。また「カン4索待ちの7索リーチは、1索を自分が暗刻持ち、1枚は切れているために、後で持ってきて後筋になることがない。カン6索待ちの3索切りリーチなら、9索を持ってきて6索が後筋になる可能性があるので、アガリ率が違う」と、攻撃面での利点も見ていた。

 理論的な組み立てとともに「この試合はカン4索やカン6索の急所牌をよくツモっており、ツモるなら4索か6索かと感じていた。より直前に6索を引いていたので、こちらの方がツモれそうとも思っておりました」と、自分の流れも採用しての選択。結果、アガリには結びつかなかったが、ファンも驚かせた神回避に。「マムシ」の異名を持つ男の眼力は実に鋭い。

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