【週刊Mリーグ】二階堂瑠美プロは変幻自在のカメレオン

2021年11月10日 14時00分

繊細な4萬切りからの…
繊細な4萬切りからの…

【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】

10月25日1回戦 東3局0本場=二階堂瑠美(風)、朝倉康心(U)、鈴木たろう(赤)、白鳥翔(渋)

KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。今週、取り上げるのは長らく麻雀界をけん引してきた二階堂姉妹のお姉ちゃん、瑠美選手です。プロクイーンという大きなタイトルを取った翌日の1回戦に登場しました。

 勝負手が空振りに終わってラス目で迎えた東3局。東と北がトイツで2萬がアンコと、ホンイツやトイトイを見たい配牌です。3巡目に7萬を持ってきて、萬子と字牌以外に手の内にあるのは68索と4筒です。ここで切ったのはターツを壊す8索となりました。4筒を残したのはドラが2筒だからでしょう。索子も6索ではなく8索を先に切ったのは赤5索引きに備えてですね。

 さらに中、白も重ねてトイツにしてメンホン七対子の一向聴となります。ここで浮いている牌は47萬と6索。多くの人が6索を切りそうですが、選んだのは4萬でした。瑠美選手は他家との距離感をよく見て守備を考える繊細な打ち手です。索子が安い場況で、6索は白鳥選手の現物、親のたろう選手は9索を切っており、朝倉選手は7索が早い。4萬よりも安全そうなのは6索です。4萬切りはメンホン七対子の受け入れこそ減りますが、鳴いてトイトイに向かうことを前提にするならばすでにターツは足りていますし、萬子のホンイツだと思われにくくなります。この後すぐ北をポン、白をアンコにして東と中のシャンポンでテンパイ。たろう選手から東を打ち取り、東白ホンイツトイトイの跳満のアガリとなりました。この後も大物手をアガリ、Mリーグ初トップをつかみ取りました。

瑠美選手は、いわゆる基本的ではない、オーソドックスではない麻雀を打ちます。Mリーグ初登場の時は大きな箱ラスを引いてしまい、ネットのコメント欄で批判もされました。しかしこれまで最強位、プロクイーン2回など様々なタイトルも取っていますし、本当に強いなと思う選手です。自分の美学を持っている打ち手であり、スタイルは高打点だけではなく変幻自在で私のイメージはカメレオン。常識とはかけ離れているけど、独自のルートでアガリに結びつける。それを貫く姿勢が大好きです。

☆おかだ・さやか 1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、19シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。

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