【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】 

 10月18日2回戦 南1局0本場=東城りお(セ)、朝倉康心(U)、村上淳(赤)、滝沢和典(格)

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。今季のMリーグは、開幕週から新加入選手の活躍が目立っています。先週も東城選手が豪快なトップを取りました。

 2着目で迎えた南場の親番で、中トイツにドラ6索2枚、西がカンツの配牌をもらいます。中をポンして、西をアンカンすればテンパネして満貫の手です。早くも3巡目に朝倉選手から中が打ち出されましたが、東城選手は鳴かずにスルーしました。

 打点が見えるため、Mリーグでもほとんどの選手が鳴きそうです。私も喜んで鳴くと思います。1枚スルーすると、ハイテイまでに残り1枚いるかも分からないので、とりあえず役だけは付けておこうという感じです。

 にもかかわらず東城選手が鳴かなかった理由は、本人もインタビューで言っていたのですが、ポンしたところで形があまり良くないから。唯一のリャンメンが566索の部分ですが、ドラをヘッドで2枚使いたいので、そういう意味ではリャンメンじゃない。ほかに鳴ける牌も、ドラポンくらいしかありません。また西をカンしちゃうと安全牌がなくなる上に、ほか3者に新ドラが乗ってしまうかもしれません。どうしてもこの手をアガリたいがために、勇気のスルーを選んだのです。

 この後、自ら中を持ってきてアンコにして、西をアンカン。攻撃的に四暗刻を見据えた選択をしつつ、7筒をポン。高目倍満のテンパイを入れます。朝倉選手の勝負リーチをものともせず、中3暗刻トイトイドラドラのツモ。安目ながら跳満のアガリで一気にトップ目に立ちました。次局でもアガれこそしなかったものの、ツモリ四暗刻、出アガリ3倍満の強烈すぎる手を作るなど、大暴れしてトップとなりました。

 東城選手とは同じプロ団体の日本プロ麻雀連盟なので、何度も一緒に対局しています。押しが強くて、面前でリーチをしてくる選手というイメージ。鳴いたとしても形がいいか、打点が高いかのどちらかです。この日の試合も見ていて豪快で、楽しい麻雀でした。

 ☆おかだ・さやか 1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、今シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。