【週刊Mリーグ】堀プロ 迷わないリーチ判断が生んだ“一発ツモ”

2021年05月19日 16時00分

堀プロの一発ツモ

【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】プロ麻雀リーグ「Mリーグ」2020シーズンのファイナルシリーズが終了し、EX風林火山が優勝した。次回からも詳しく振り返るが、今回はひとまず前週の対局を、選手として出場したモデル兼プロ雀士・岡田紗佳のコラムでチェック! 

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。このコラムが掲載されるころにはすでに全結果は出ていますが、書いているのは締め切りの関係で残り4戦を残したタイミングです。1位ABEMASと2位サクラナイツの差はわずか0・6ポイント。今までに味わったことがないくらい、緊張感に包まれています。

 今週のコラムの主役はチームメートの堀選手。配牌自風の北がアンコでトイツが3つと好配牌でしたが、2巡目に親の村上選手から早くもリーチが入りました。安全な北を落として回るのかなとも思ったのですが、いきなり村上選手の当たり牌の7索をツモってアンコにします。さらに4筒、8萬とトイツが2つあり、四暗刻まで見える手です。それに対して村上選手のリーチは高いのか安いのか、好形か愚形か、ほとんどヒントがありません。

 それならばこの手は行く価値があると考えた堀選手は生牌の中から押していきます。さらに3筒もトイツになって四暗刻一向聴。こうなると十分形ですね。四暗刻だけではなく、25筒を引いてもいいし、ポンもできる。勝負手と決めて4索9萬7筒と通っていない牌をバシバシ切っていきました。

 9巡目が分岐点となりました。2筒を引いて、北・高目一盃口でテンパイします。四暗刻を見てヤミテンに構える人もいると思いますが、堀選手はリーチと発声しました。村上選手のリーチは2巡目で河の情報が少ないながら、しっかりとヒントが隠されていました。滝沢選手、松本選手の2人の第1打が1筒だったのです。これは2人とも2筒を持っている可能性は少ないということで、めくり合いになったら勝てそうと判断したのです。

 結果は見事に高目の2筒を一発でツモり、裏ドラが3枚乗って倍満のアガリとなりました。この試合で堀選手はトップだったのですが、実はアガったのはこの1回だけ。仮にリーチせずに1300・2600のアガリだったならば、トップは取れていませんでした。行くところは行く――このリーチ判断がサクラナイツにとっては本当にうれしい勝利につながりました。

 ☆おかだ・さやか 1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、昨シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。

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