【週刊Mリーグ】バランスが引き寄せた! 高宮プロの“大爆発”

2021年04月21日 16時00分

この配牌を…焦らず大きく仕上げた。顔写真は高宮プロ

【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】開幕週の結果は? 12日から始まった「Mリーグ」セミファイナルの結果を、選手として出場中のモデル兼プロ雀士・岡田紗佳のコラムと、クイズ形式の「あなたなら何を切る?」で振り返る。プロの思考を読むべし!

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。先週、いよいよセミファイナルがスタートしました。麻雀格闘倶楽部にとっての初日、高宮選手が見事なバランスで大きなトップを取りました。

 南3局に倍満をツモった高宮選手は、2着目の萩原選手に跳満をツモられても大丈夫な1万8500点差をつけてオーラスの親番を迎えました。ただ配牌は19字牌が8種9牌あり、ハッキリ言って悪い。遠いながらカン2萬、そして4筒に例えば赤5筒をくっ付けると少しは打点を伴ったアガリも見えてくるため、西や浮いている9萬を切って様子見の人もいるでしょう。放銃してもそうまくられる心配はないため、私だったらそうしていたかもしれません。高宮選手は思い切って国士無双やチャンタを見て4筒から打ち出しました。

 三元牌を1枚ずつ持っていたところ、早々に白がトイツになって、さらに5巡目には中がアンコになり、アガリが見えてきます。6巡目に村上選手から白が切られますが、これはスルー。鳴いても中3枚あり防御力は確保されるためポンする人は多そうですね。まだターツが決まっていないこと、勝負を焦る点差ではないことから鳴かなかったのでしょう。

 この白鳴かずの選択により發まで重なり、国士無双ではなく大三元の役満が見えてきました。すでに2着浮上を狙ってリーチしていた上家の多井選手からドラの2萬をチー、さらに9筒をポンして小三元チャンタドラ1の跳満テンパイです。真ん中の牌から切り出していたため、時間が掛かって反撃されなさそうと思っていた多井選手が驚いた表情を浮かべていたのが印象的でした。

 最後は發をツモって6000オールでさらに加点。最終的には7万8000点まで伸ばし、98・0のプラスポイントをチームに持ち帰りました。

 この日の高宮選手は、前のめりに攻める時はキッチリと攻める一方、焦りすぎず手組みをしていました。そのバランスが良かったからこそ、この結果につながったのだと思います。

 ☆おかだ・さやか 1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、昨シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。

【関連記事】

関連タグ: