【週刊Mリーグ】レギューラーシ-ズン最終日に石橋プロが見せた“勝負師”のリーチ

2021年03月31日 16時00分

最終ツモ番で6萬を引いて裏も乗せた。顔写真は石橋プロ

【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】プロの思考を勉強しつつ、セミファイナルの開幕を待とう!「Mリーグ」レギュラーシーズンの注目シーンを、選手として出場中のモデル兼プロ雀士・岡田紗佳のコラムと、クイズ形式の「あなたなら何を切る?」で改めて振り返る。 

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。昨年優勝チームのPiratesは7位で最終日を迎えました。セミファイナル進出に向けて少なくとも70・6ポイントのプラスが必要で、クリアするためにはトップ2着がほぼ最低条件です。大事な1回戦を任されたのは、毎シーズン終盤に強い石橋選手でした。

 東場は白鳥選手が6万点を超えるトップ目で終わり、2着目で迎えた南1局親番の7巡目、タンヤオ赤ドラのカン6萬待ちでテンパイします。ヤミテンでもツモって満貫、出アガリでも7700点あり、3着目との点差を考えるとアガれば2着は固そうです。

 上家の白鳥選手の河にはすでに6萬があり、もう一度持ってきたら切られるでしょうし、捨て牌の第1打が4筒の魚谷選手も何をやっているか分からず切ってくれる可能性はあります。すでに1枚切られたカン6萬は決していい待ちではないし、リーチしてツモっても裏が1枚乗らないと跳満にならない。となるとヤミテンという選択を取りたくなっちゃうのですが、ここは思い切ってリーチに行きました。

 赤5萬を切って7萬、8筒のシャンポン待ちにすることもできました。こちらの方が見た目枚数も1枚多く、出アガリ率も高いので、石橋選手の奥義・赤切りリーチかとも思ったのですが、そうはせず、打点マックスに構えました。

 ここでツモって裏1乗せて跳満になれば、トップ目とは約4万点の差がありましたが一気に近づき、トップもかなり現実的になります。またこの試合を2着で終えるにしても素点を稼いでおかないと、2回戦でトップを取っても条件をクリアできない可能性が出てきます。とにかく打点が必要だったのです。

 狙い通り最終ツモ番で6萬を引き、裏ドラを2枚乗せて6000オールの跳満としました。最後は3万4900点持ちの2着、ポイントを14・9プラス、トップさえ取ればほぼOKという条件で2回戦の小林剛選手にバトンを渡しました。

 2回戦は2着に終わり、Piratesはセミファイナルには上がれませんでしたが、石橋選手のリーチはまさに“勝負師”のリーチだったと思います。

 ☆おかだ・さやか 1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、昨シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。

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