【週刊Mリーグ】「雷電の麻雀は面白い」を黒沢プロは常に体現 気合の2連勝でセミファイナル進出

2021年03月17日 16時00分

怖い局面でも勝負のリーチ!顔写真は黒沢プロ

【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】先週、セミファイナル進出6チームが決まった「Mリーグ」。最後の最後まで目が離せなかった戦いの様子を、出場中のモデル兼プロ雀士・岡田紗佳のコラムで振り返ろう。

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。各チーム90戦のレギュラーシーズンも先週終わり、サクラナイツは2位でセミファイナル進出を決めました。ファイナル進出、さらにその先を目指してチーム一丸となって戦い抜きますので、応援よろしくお願いします。

 2チームが脱落となるセミファイナル進出争いで、ギリギリ6位で通過したのが雷電です。その大きな原動力となったのは、先週2連勝した黒沢咲選手。両試合とも素晴らしかったのですが、特に気持ちが表れた一局を取り上げます。

 黒沢選手はトップ目でオーラスを迎えたところ、2着目の堀選手からリーチが入ります。自身にドラが暗刻とはいえ、赤牌は見えていませんし、点差は2900点しかなく、アガられたらほとんど着落ちです。3着目の小林選手も2副露して攻めてきており、さらに4着目に沈む親の藤崎選手もリーチを受けた後、役牌を副露した上に危険牌をバシバシ切っており、ほとんどテンパイしているように見えます。

 10巡目にテンパイしたとはいえ、待ちはペン3萬と良くないですし、危険な2筒を切らなければなりません。3着目の小林選手とも4600点差しかなく、放銃したら3着になってしまう恐れがあります。それどころか藤崎選手に1万2000点を放銃しようものなら、ラスまで見えてしまいます。

 とても怖い状況であり、いったん親の藤崎選手に任せてもう一局という選択もあったのですが、黒沢選手は勝負を決めにいくリーチとしました。私も見ていて拍手したくなるような、気持ちの入ったリーチでした。

 この試合を含めて残り3戦となった雷電は、この時点でチームポイントがマイナス285・2の8位で、ボーダーの6位フェニックスまで約80ポイント必要です。さらに5位の格闘倶楽部とトップラスを決めれば、ボーダー争いに引きずり込むことができます。ここでトップを取る価値は本当に大きいのです。

 このリーチはアガリには結びつきませんでしたが、次局に面前ホンイツをアガってトップを獲得しました。さらに3日後の雷電最終戦でも見事なトップとなり、6位フィニッシュに成功しました。

 先週の黒沢選手の2試合を見て、改めて魅力的な選手だと思いました。Mリーグでは3年連続レギュラーシーズン3桁プラスしていることからも分かるように、実力がある選手です。結婚してお母さんになって、さらに気持ちが強くなったように感じます。大一番で決め切る力は素晴らしく、「雷電の麻雀は面白いんです!」を常に体現している選手だと思います。

 ☆おかだ・さやか 1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、昨シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。

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