【週刊Mリーグ】瑞原プロ「アガリの価値が大きい局」は鳴かずに我慢

2021年03月03日 16時00分

鳴かずに我慢の瑞原プロ

【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】レギュラーシーズンは残り2週間を切ったが、セミファイナル進出争いはまだまだ大混戦の「Mリーグ」。先週の結果を、選手として出場中のモデル兼プロ雀士・岡田紗佳のコラムで振り返る。

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。セミファイナルへのチケットをかけた戦いも最終盤に入りました。先週、トップ3回、2着1回で大きくポイントを伸ばしたのがPiratesです。デジタル派が揃っているイメージのPiratesですが、瑞原選手は意外な選択でトップをつかみ取りました。

 2着目で親番を迎え、できれば加点、少なくとも親番を維持したい瑞原選手ですが、3段目に入ってもテンパイしません。一向聴とはいえ、テンパイする牌は3萬、69筒、7索と受け入れは狭く、ノーテンの危険が迫っています。

 14巡目に上家の寿人選手から9筒が打ち出されましたが、スルーしました。4枚目の9筒で、これを鳴かずにテンパイする牌の受け入れ枚数は、瑞原選手の目から見てマックスでも6筒2枚、3萬2枚、7索2枚の合計6枚しかありません。かなり厳しいため、9筒をチーして形式テンパイをとる人が多いと思います。

 それでも瑞原選手は試合後の勝利者インタビューで「アガリの価値が大きい局だと思っていましたので、まだもうちょっと、という粘りの気持ちではありましたね」と言っていたように、アガリを見て我慢しました。直後に6筒を持ってきてリーチ、3萬をツモってリーチ一盃口裏1の満貫4000オールとなりました。このアガリが決め手となり、待望のトップとなりました。

 残り巡目、受け入れ枚数を考えると、特にPiratesの小林剛選手、石橋伸洋選手、朝倉康心選手の3人は絶対に9筒をチーしていたはずです。チームの中で瑞原選手にしかアガれなかった満貫ツモと言えるでしょう。

 2回戦では小林選手がトップとなりました。Piratesの皆さん、特に小林選手が認めるかは分かりませんが、この瑞原選手のアガリで「波に乗った」とあえて言いたいです(笑い)。Piratesの急浮上により、セミファイナル争いも大混戦となっています。

 ☆おかだ・さやか 1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、昨シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。

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