【週刊Mリーグ】まさかのホンイツ! たろうプロが仕掛けた「河の罠」

2021年02月17日 16時00分

【写真上】あえて1索をチョイス【写真中】普通は2索だが東切り【写真下】他家からはまさかのホンイツ(顔写真はたろうプロ)

【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】6位以内のセミファイナル圏内を巡り、大混戦が続く「Mリーグ」。先週の結果を選手として出場中のモデル兼プロ雀士・岡田紗佳のコラムで振り返る。

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。たろう選手はホンイツが好きで、高くて遠い仕掛けをするイメージを持っている人も多いでしょう。そういう場合は見え見えになるパターンがほとんどなのですが、この局ではホンイツに見えないように河をきっちり作って、アガリをものにしました。

 中がトイツ、筒子多めの配牌のたろう選手は1巡目にまずは中をポンして発進します。チャンタも見えるため筒子ホンイツ一直線というわけではないのですが、色濃く見ていたのだと思います。他家から一牌でも引き出せるように、ここから罠を張り始めます。まずはドラ表示牌の東を切りました。

 さらに中を加カン、白をリンシャン牌で持ってきてトイツになりました。中白ホンイツの満貫が一気に近づきましたね。ここでたろう選手にしては珍しく、1索か2索か切る牌をちょっと迷いました。ホンイツに必要ない牌で、危険度で言うと4萬、2索、1索という順番で切りたいところですが、あえて1索を切ったのです。少しでもホンイツに見えないように、工夫したのです。

 そして一番のポイントは、一向聴の時に持ってきた東です。安全を確保するために、場に2枚切れの東を手の内に持って、不要牌の2索を切るのがセオリーです。しかしここでたろう選手は東をツモ切ったのです。直後に白をポンして69筒でテンパイします。最終手出しが2索になったことで、筒子のホンイツには全く見えなくなりました。

 安全な東よりも2索が必要だったということは、絶対に索子のターツがあったと考えられます。246とか244とかの形ですね。ということは河に一牌も筒子を捨てていないとはいえ、ホンイツは絶対にないのです。

 だからこそ行きたい手になっていた魚谷選手は1筒は切っても4索は切らないとか、上家の松本選手はワンチャンスで自身が2枚持ちの8筒を切るとか、ホンイツは警戒されませんでした。すぐに魚谷選手から9筒が打ち出され、満貫のアガリになりました。

 Mリーガーは河の情報を読み取れる選手が揃っているからこそ、それを逆手に取って罠を仕掛け、見事なアガリとなりました。

 ☆おかだ・さやか 1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、昨シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。

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