【週刊Mリーグ】“攻めダルマ”佐々木寿人プロ 大名カンでドラ9

2021年01月20日 16時00分

佐々木寿人プロ

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KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。(佐々木)寿人選手には魔王、ホンイツコンサルタントなど多くの異名があります。その中の一つが攻めダルマ。先週、何度放銃しても攻め抜いて大復活というシーンがありました。

 東場は近藤選手が絶好調で8万点超え、寿人選手はマイナス2万3400点まで沈んでしまいます。南1局にはマイナス2万7300点となってしまい、その時点で3着目の瑞原選手とも約4万5000点差と、着順浮上がかなり難しい状況に追い込まれました。

 それでも“変わらない”のが寿人選手の強さです。マイナス1万4400点まで戻して迎えた親番、テンパイ流局、瑞原選手から満貫を直撃して反撃開始です。2本場はドラ9萬アンコの配牌で、すぐに重なった役牌の中をポンして、14筒でテンパイしました。

 直後に3着目で一向聴の瑞原選手が9萬をつかみ、すでに自身で7萬を切っているのでツモ切りします。これを寿人選手は迷わず大明カン。新ドラは1筒、そしてリンシャン牌は中で、これも加カンします。するとめくれた新ドラはなんと9萬! あっという間に中ドラ8の倍満確定の手になりました。

 ドラを4枚見せることで警戒されるので、この大明カンはしない人も多いと思います。そもそもテンパイした時点で14筒は1筒がすでに3枚切れと、いい待ちとは言えません。ただ近藤選手、瑞原選手は1筒を切っていて、たろう選手も早くに2筒を切っているので1筒はツモ切られやすい。カンしなければ残り1枚の1筒で中ドラ3の満貫の手をひょっこり出アガリする可能性もあったのですが、こうなると一気にガードは堅くなりますよね。しかも大明カンしても新ドラが乗ったりリンシャンでツモらなければ、満貫止まりです。

 そんなことは百も承知の寿人選手は大明カンして攻め込み、ラス牌の1筒を持ってきて中ドラ9の倍満の手に仕上げたのです。4着濃厚だったところ、最終的には3万4500点持ちの2着で試合を終えました。南1局から6万点以上も戻したということです。

 この試合で寿人選手は11回もリーチを打っています。点数がなくなると攻めきれなくなってしまう人もいると思いますが、寿人選手はいつ何時でも攻め切れます。諦めないというか、いつもフラットに攻められるのです。何度も転んでも転んでも起き上がって攻める。攻めダルマの異名が本当によく似合います。

 ☆おかだ・さやか 1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、昨シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。

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