【週刊Mリーグ】誰もが迷う「七対子かメンツ手か」 松本吉弘プロのベストバランス

2020年11月25日 16時00分

【写真上】2巡目は両天秤の4索切り【写真下】この状態で7筒を切った

【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】リーグ史上最速の巡目で役満が記録された先週のプロ麻雀リーグ「Mリーグ」2020シーズン。選手として出場中のモデル兼プロ雀士・岡田紗佳が気になるシーンを解説する。

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。16日に今シーズン初の役満・四暗刻を親で6巡目に一発でツモってノリノリの松本選手は、この日も難しい手をキッチリと仕上げてトップ、個人2連勝となりました。

 配牌は赤2枚ドラ1枚の七対子一向聴で、2巡目に6筒を持ってきてメンツ1つ、リャンメン2つとなり、メンツ手も見えます。七対子だと打点は高いのですが、受け入れ枚数は少ない。一方、メンツ手だと受け入れ枚数は多い一方、孤立している赤5萬を使わなければドラのカン8索をもう1枚引かなきゃいけなく、弱い部分が残ります。なにより一向聴なので、この段階では七対子は消せないと言っている人も多いですね。松本選手が選んだのは、七対子一向聴をキープした上でメンツ手も見た4索切りでした。

 次に6萬を引いて赤5萬にくっつき、強い5ブロックができたので7筒を切って完全にメンツ手に移行しました。七対子だと一向聴かつ打点は高いのですが、3種9枚と受け入れ枚数は少ない。一方、メンツ手で打7筒にすると二向聴になってしまうのですが、12種39枚と受け入れ枚数は多く、すぐ一向聴に復活しそうですよね。最終的には14筒待ちでリーチして満貫ツモとなり、トップを盤石にしました。

 皆さんも麻雀を打っていると、七対子かメンツ手のどっちにしようか、難しい選択を強いられる時があるでしょう。そういう時、私はまず1メンツあるかどうか、リャンメンがあるかどうか、対子の牌がリャンメンになりやすい3~7の牌かどうか、で判断しています。例えばメンツ1つとリャンメンがあれば、メンツ手の方が柔軟かなと思います。七対子は打点が高くてアガった時のリターンは大きいけど、どうしても待ちが弱くなります。七対子一向聴だと受け入れ枚数はマックスで3×3の9枚です。対するリャンメンは8枚ですから、ほとんど変わらないのです。

 今回の松本選手の場合だと、まだ巡目が早いこと、ドラの8索を引いても裏目にならないこともメンツ手にいきやすい要素でした。七対子とメンツ手の天秤をかけた2巡目の4索切り、そして6萬ツモで一気にメンツ手に決めたのは、まさに“ベストバランス”だったと思います。

 ☆おかだ・さやか 1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、昨シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。

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