【週刊Mリーグ】大事な赤牌もトッププロは迷わず〝捨てリーチ〟!

2020年11月11日 16時00分

小林プロは迷わなかった

【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】プロ麻雀リーグ「Mリーグ」2020シーズンは2か月目に突入し、チームや選手の好不調がハッキリしてきた。先週の結果を、選手として出場中のモデル兼プロ雀士・岡田紗佳がリポートをお届け!

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。今シーズンのMリーグは赤牌、特に赤5筒切りリーチがとかく話題になっています。先月はPiratesの石橋伸洋選手が筒子355から赤5筒を切ってカン4筒待ちでリーチしました。アガリにこそつながりませんでしたが、“黒いデジタル”石橋選手らしい、人の読みの裏をかく一手でした。

 先週は石橋選手のチームメートの小林選手が赤5筒を切ってカン8筒待ちでリーチしました。これは石橋選手の時とはまったく意味合いが違います。手の内にドラ2枚があって、赤5筒を切ると出アガリ5200点になってしまうのですが、ツモると打点は同じ満貫です。アンコが2つあるので、裏ドラも乗りにくいのですね。

 出アガった場合、打点は下がってしまうのですが、それを補って余りあるほど出アガリ率は違います。9筒を切ってのカン6筒待ちと比べると、体感で5倍くらい確率は高いのではないかと思います。8筒というのは降りていても切られる牌です。

 そして何より8筒の場況がいいのです。親の萩原選手は2巡目、魚谷選手は1巡目に9筒を切っていることから、配牌時点で2人はほとんど8筒を持っていないことが分かります。実際にリーチした時点で6筒は残り0枚、8筒は日向選手が2枚持っているだけで2枚山に残っていました。ツモリやすさも赤5筒切りの方が圧倒的に上なのです。このケースだとMリーガーのほぼ全員が赤5筒リーチを選ぶと思います。

 結果は萩原選手が最後のツモ番でテンパイを維持するために8筒を切り、小林選手のアガリになりました。579から5を切って8待ちリーチというのはよくあるケースなのですが、やはり赤5だと8は通りやすく見えるんですよね。石橋選手の赤5筒リーチがひねった結果なのに対して、小林選手は素直に自分のツモりやすさを考えてのリーチで、出アガリはプラスアルファでなおいい、という感じです。

 これから赤牌がますます大事になってくるでしょう。Mリーガーそれぞれ考え方も違うため、赤牌の扱い方にも注目です。

☆おかだ・さやか 1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、今シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。

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