【週刊Mリーグ】〝雀王〟堀慎吾「自分の仕事は勝つこと」 センス抜群・岡田紗佳を育てたい!

2020年10月03日 12時00分

左から堀慎吾、岡田紗佳

【2020シーズン唯一の新Mリーガー直撃(前編)】いよいよ来週から! プロ麻雀リーグ「Mリーグ」2020シーズンが始まる10月5日はもう目の前。ただ1人の新規参戦プロとして注目される堀慎吾への直撃インタビュー・後編をお届けしよう。“雀王”はKADOKAWAサクラナイツをどう変えるのか――。

――サクラナイツは昨シーズン、ファイナルに進出するも4位に終わりました。今シーズンの目標は

 堀 優勝を目指して頑張ります。ボクがチームの優勝に貢献できれば最高だなと思っています。少なくとも去年ファイナルに行ってるんで、これで行けなかったらボクが入って弱くなったみたいに思われるのがすごくイヤなんで、最低限ファイナルには行きたいなと思ってます。

 ――Mリーグ開幕に向けて練習は始めていますか

 堀 チームの練習もやっていますし、ボク個人でも。Mリーグのルールにアジャストさせるためですね。(赤ドラありは)普段なかなか打たないルールなんで。ルールに対応させるのってすごく大事だと思っていて。例えばボクがよく打つ自団体の(日本プロ麻雀)協会のルールだと「これはこうでしょ」という感じで打てるんですよね。自分の選択に絶対の自信を持って打てると。Mリーグの赤ありのルールだと、全然“別ゲー”になると思っていて。打点も違いますし、それこそ打ち方、どういうふうに進行させていくかも変わると思っていて、まだ自分の選択に絶対的な自信を持てていないんですね。なので協会ルールを打つような感覚で自分の選択に絶対の自信を持てる状態になって、開幕戦を迎えたいですね。

 ――チームメートに接して

 堀 沢崎(誠)さんはレジェンド枠というんですか、大先輩ですし、やっぱり麻雀で勝つための戦略というのにすごく優れた感覚を持っている方だなというのがあって。岡田(紗佳)さんと内川(幸太郎)さんに関しては、明らかにボクにない物を持っている2人というイメージですね。見てわかる通り、美男美女。僕にはそういう部分がないので、なおさら自分の仕事というのは麻雀勝つことなんだよなというのは思いますね。岡田さんと内川さんとは枠が違う、そう思っています(笑い)。

 ――チームの雰囲気はどうですか

 堀 皆さん良い方ですね。僕一人協会で、皆さん(日本プロ麻雀)連盟なんですけど、すごくよくしてもらっています。一番長老の沢崎さんが温厚で良い方なんで、すごく助かっています。

 ――今シーズンからチームに加入した新メンバーだからこそ、サクラナイツの課題や向上しなければいけないポイントも見えてくるのではないか、と思いますが

 堀 サクラナイツが今後もっと常に優勝候補と言われるような強いチームになるためには、まだキャリアの浅い岡田さんの成長が必須だと思っています。たぶん麻雀歴3年とかなんですよ。にもかかわらず大舞台で戦えているという選手で、センスは抜群だと思うんですけど、やっぱりまだ歴の浅いぶん、これから成長していける部分、伸びしろがたくさん残っている選手だと思います。ボクが岡田さんの成長に少しでも役立てたら、「サクラナイツが優勝候補だよね」と言われるようなチームになっていけると思うので、それはすごく考えてますね。岡田さんをうまく僕が成長させていけたらなと。

 ――堀選手から見て、岡田選手の伸びしろの部分、足りない部分はどこだと感じますか

 堀 全部ですね。やっぱりボクが麻雀歴3年だったころのことを考えたら、ボクが当時のボクを見たら「お前まだまだだな」と絶対思います。そういう意味で本当の一流選手に岡田さんを育てていければいいなと。サクラナイツは本当に強いチームになっていくなと思いますね。

 ――岡田選手を“育てる”ために、何か始めていますか

 堀 岡田さんとの練習会というのも何度かやっています。岡田さんとほかの麻雀プロを呼んでやったりしています。やっぱり麻雀歴3年とはとても思えないセンスを感じます。すごいなと思いますね。

 ――いよいよ来週10月5日に、新シーズンが開幕です

 堀 プレッシャーはないですね。それでもあの舞台なんで、最初はすごく緊張すると思うんですよ。でも多分大丈夫です。ボクには勝つことしかないんでね。最初に勝ちたいですね。後で勝つより最初に勝ちたいですね。自分も乗っていけますから。

 ☆ほり・しんご 1984年、新潟県生まれ。日本プロ麻雀協会所属。2018年Aリーグ入り。19年、同団体の最高峰タイトル「雀王」を獲得。今年7月に行われた「Mリーグ」のドラフト会議でKADOKAWAサクラナイツから指名された。実力は折り紙付き、トークにも定評があるトッププロの一人。