【週刊Mリーグ】“雀王”堀慎吾「負ける気がしない」自信の根拠は…

2020年09月26日 12時00分

淡々と話すが内容は強気な堀

【2020シーズン唯一の新Mリーガー直撃(前編)】いよいよ10月5日に開幕するプロ麻雀リーグ「Mリーグ」2020シーズン。最大の注目は、ただ1人の新規参戦プロ、堀慎吾だろう。KADOKAWAサクラナイツからドラフトで指名された“雀王”の正体を探るべく、本紙はインタビューを敢行。2週に分けてお届けする。

 ――まずドラフトで指名された感想は

 堀 本当に素直にうれしいですね。自分の麻雀を評価していただけたというのが。

 ――ユニホーム姿ですが、着るのは今日(9月上旬)が初めてですか

 堀 はい。新しいものなんですけど、初めて見ました。うれしいですね。去年はもっとすごくピンクピンクしていたと思うんですけど、ピンクが減って、ボクちょっと太ってるんで助かりますね。膨張色をあまり使ってほしくないんで。よかったです。

 ――間もなく開幕するMリーグで初めて堀選手の麻雀を見るという人もいると思います。スタイルなどを教えてください

 堀 ボクはやっぱり勝ちにこだわって、何でもやるタイプですね。どちらかというと攻撃型で。ボクはどっちを選ぶか微妙だなという選択の時、自分でもどっちが得か分からないくらいの時は全部、見ていて面白いだろうなという方を選ぶんですね。ぶつかり合うところが皆さん見たいと思うので、結構前に出ることが多いんですね。自然と攻撃型になってるのかなと思っています。ウケはいいです。もともと勝つためには攻めないとダメだというのが自分の中にあるんで。ある程度攻めるのは“自分の普通”として、分からない時も攻めちゃうんで、だいたい攻めてるという感じです。

 ――Mリーガーで雀風が似ているなと感じる選手はいますか

 堀 うーん、いないですね。近いと思うのは、沢崎(誠)さん。麻雀が近いとかじゃなくて、似ているようなところがあると思っています。ボクごときが言うのもあれなんですけども、大先輩なんでね。沢崎さんの麻雀ってアガリに対する嗅覚みたいなのがすごく優れていると思っていて。結構、沢崎さんも何でもやるタイプじゃないですか。それで相手に対応させて、遠い仕掛け入れてアガリにいってみたりだとか、麻雀で勝つためのやり口というのをすごく知っている方だなと思うので、そういうところでは似ている部分はあるなと思いますね。

 ――今期のMリーグで唯一の初参戦選手です。自信はありますか

 堀 あります。数字(成績)に関しては何とも言えない部分があるんですけど、あんまり負ける気はしてないですね。

 ――過去2シーズンのMリーグは見ていましたか

 堀 全部ではないですけど、時間ある時は常に見ているくらい、見ていました。

 ――その上で、負ける気はしないということですよね

 堀 まあ、そうですね、はい。勝てると思っています。根拠? チーム戦なのですごくたくさんの回数を打つわけではないと思うんですけど、それでもおそらくこれくらい打ったらだいたい勝てるだろうなというくらいの差はあるなと感じました、見ていて。Mリーグの平均的なプレーヤーとボクの麻雀の差ですね。

 ――すごいビッグマウス(笑い)

 堀 よく言われます。素直に自分の思ってることを言ってるだけなんですけどね。普通の方だったら「いや、ちょっと緊張しますけどなるべく勝てるように頑張ります」とか言うと思うんですけど、ボクは本当に正直、負ける気はしてないんで、素直にそう思ってるということですね。

 ――それだけ自信がある中でも、手ごわそうだなと感じる選手はいますよね

 堀 もともとすごい麻雀強いだろうなと思っている人はいっぱいいます。(鈴木)たろうさんとか、多井(隆晴)さんとか。ボクそういう強い人と戦いたくないとかいうのは全くなくて、むしろどんどん強い人と戦いたい、勝負を楽しみたいということを、Mリーグの舞台だけではなく、常に麻雀プロとして思っていることなんで、すごく楽しみにしていますね。

 ――個人タイトルは狙っていますか

 堀 そこまではね、けっこうブレが大きい種目なんで何とも言えないですけども、もちろん自分が例えば個人賞を取ったとなればチームの優勝にも貢献できますし、もちろん狙えるようだったら狙っていきたいなと思ってます。

 ――過去2シーズン、「なぜ俺を選ばない!?」という気持ちはありましたか

 堀 それはないですね。ボクは選ばれないだろうなと、今年も含めて思っていたので。驚きでしかないですね。なんでボク選ばれたんだろうな、Mリーグも変わったなという感じですね。

 ――去年、所属団体・日本プロ麻雀協会の最高峰のタイトル・雀王を獲得しました。客観的に見て、それがドラフトで指名された要因の一つと思われます。堀選手も主要タイトルを取って、変わった部分があるのではないですか

 堀 自信はもともとあったんで、変わってないですね。(雀王を)取るだろうなという感じで取ったという感じですね。何年かやればだいたい取ると思ってたんで。

 (来週に続く)

 ☆ほり・しんご 1984年、新潟県生まれ。日本プロ麻雀協会所属。2018年Aリーグ入り。19年、同団体の最高峰タイトル「雀王」を獲得。今年7月に行われた「Mリーグ」のドラフト会議でKADOKAWAサクラナイツから指名された。実力は折り紙付き、トークにも定評があるトッププロの一人。