【週刊Mリーグ】麻雀サイボーグ・小林剛プロ 優勝へのヤミテン

2020年07月04日 12時00分

3索切りでリーチせず(左)、攻めた魚谷の南をとらえた(C)ABEMA

【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。今シーズンのMリーグの全日程が終了しました。サクラナイツは残念ながら優勝できませんでしたが、応援ありがとうございました! 今週は優勝の行方を大きく決めた最終戦の熱い一局を取り上げます。

 トップ目の魚谷プロが3万6200点、2着目の小林プロが2万8000点で迎えた南1局。セガとPiratesは順位が上の方が優勝と着順勝負の状況で、2人は対照的な打ち方を見せました。

 積極的に動いたのは魚谷プロで、2巡目に8萬をポンして、タンヤオ一直線です。早々に7索と4筒のシャンポン待ちで聴牌(テンパイ)しました。

 一方、七対子に向かった小林プロはドラの南単騎で聴牌、ヤミテンを選びました。後に黒5萬が赤に振り替わり、出アガリ8000点に変化するのですが、この時点では出アガリ6400点、ツモって8000点です。

 2本場で供託2本あるとはいえ、トップ目の魚谷プロとの点差を考えると6400点では少々物足りなく、ここはリーチしてさらなる加点を目指したいところです。多くのMリーガーもリーチを選択すると思います。

 ただヤミテンというのはかなり冷静な判断です。メリットとしては、魚谷プロの待ちが南に絡んでいなければ、出る可能性がある牌ということ。またリーチをすれば魚谷プロ、チームポイント的に苦しい立場の沢崎プロが降りてしまう可能性は高く、出アガリの確率は下がります。この選択が成功し、魚谷プロから南をロンして8000点は8600点の値千金の直撃に成功。一気に逆転し、このまま逃げ切って優勝をつかみ取りました。

 この試合を通して終始、積極的だった魚谷プロに対し、小林プロはいつも通り冷静な自分の麻雀を貫き通しました。その熱さが魚谷プロの魅力ではありますが、今回に関しては冷静な小林プロに軍配が上がり、Piratesを優勝に導きました。

☆おかだ・さやか=1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、今シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。