【週刊Mリーグ】“頼れるお兄ちゃん”内川プロ 跳満呼んだ鳴かない選択

2020年02月29日 12時00分

白と西をポン(上左)した後に上家から出た4索はチーせず…最後はこの形に仕上げた(下)

【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。先週のMMM(もう一度見たい麻雀Mリーグ)は、チームの“頼れるお兄ちゃん”内川プロの絶妙なバランスからの跳満ツモです。

 内川プロの配牌は白、西、7索、7萬がトイツで、索子が多めです。ドラの1索はありませんが、ホンイツやトイトイ、七対子が見えます。序盤に白、西と続けてポンして、積極的に仕掛けました。

 西を鳴いた後、手の内にあるのは索子が23577、7萬がトイツ、中が1枚です。ここで内川プロが切ったのは5索です。だからといって完全にホンイツを捨てたわけではなく、中が重なったら7萬トイツを落としていこうということですね。7萬のトイツを持っているのは、トイトイを見ているからです。手役に寄りすぎず、安くしすぎず、絶妙なバランスです。

 次巡、上家の松本プロから切り出された4索をチーしなかった場面が勝負の分かれ目でした。チーしたら7索7萬のシャンポン待ちで聴牌(テンパイ)こそ取れますが、打点は安い上に待ちも悪い。持っているターツの中で14索待ちがもっともよいターツであり、今処理しなくても後から自分で引けそうです。

 しかも4索をチーしてしまうと、かなり迫力がなくなってしまいます。ドラの1索を持っていないようにも見えますね。ドラも赤ドラも持っていない内川プロですが、相手には高く見せて勝負に来させたくないのです。そのためには安く見えることはしないということが大事なのです。

 親だからいち早く聴牌と考えてチーしてしまう人もいるかもしれませんが、この鳴かないという選択がズバリと的中しました。すぐに7索をアンコにして14索待ちで聴牌します。さらに西を持ってきて加カン。カンドラが4枚乗って、リンシャン牌の1索ツモで跳満6000点オールとなりました。

 一見するとカンしてドラを4枚乗せてリンシャンツモとはラッキーだなと思う人も多いかもしれませんが、この手順を踏んでいなかったら跳満ツモにはなっていませんでした。打点や待ち、相手への見え方を考えて4索をチーしなかったことが、この大きな手につながりました。

☆おかだ・さやか=1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、今シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。