店の味に近い!爽やかな風味が鼻を抜ける自販機の冷凍麺

2021年11月21日 10時00分

AFURI「AFURI柚子塩らーめん」(東スポWeb)
AFURI「AFURI柚子塩らーめん」(東スポWeb)

【おいしく進化中! インスタント麺ガイド】今秋から登場した、お手軽なのにうますぎるインスタント麺を紹介する月イチ企画。インスタント麺愛好家の大山即席斎氏に、オススメ麺と、ツウもうなるアレンジ術を紹介してもらおう。

【まさに生麺の食感】AFURI「AFURI柚子塩らーめん」

 最近、SNSなどで話題となっているのがラーメンの自動販売機。様々な場所に登場しているとの報告を見ていたが、我が自宅の最寄り駅の前にも夏の終わりごろに設置された。

 冷凍のラーメンが1食1000円とお安くない。だが冷凍麺だと、レベルの上がった昨今のインスタントでも実現できないほど“お店の味”に近いものが出来上がるのだ。

 今回購入したのは人気店AFURIの「AFURI柚子塩らーめん」。

 つゆは粉末や液体スープではなく、本物のつゆが冷凍されているものを湯煎して作る。鶏ガラベースに魚介だしの旨みを利かせた芳醇な旨みの塩味。塩辛さが強くなくてまろやかな味わい。小瓶入りの液体柚子を入れて完成だ。柚子の爽やかな風味が鼻を抜ける。

 つゆとは別の湯でゆでるちぢれていない特製全粒粉入り細打ち冷凍麺は、サックリとしたかみ応えのあるシコシコ食感ながら、優しい口当たりだ。まさに生麺の食感。

 具として大判炙り焼豚、メンマ、海苔入り。焼豚はまさにお店そのものの味。メンマがインスタント麺のやつみたいに筋ばってなくてかみ切りやすい。

【テレビで紹介された逸品】みうら食品「鳥中華 和風そばつゆ味」

 SNSや通販が発展する以前は地方に存在するローカルインスタント麺は地元の人か旅行者のみが知る存在であったが、近年はそういったローカル商品の個性やおいしさがネットを通じて知れ渡り、今ではテレビで紹介されるまでになった。

 今回取り上げるみうら食品の商品も最近テレビでよく紹介されている一品だ。山形の鳥中華とは、そば屋さんのそばつゆをベースにした鶏味の和風中華そばで、つゆはあまり濁らなくて醤油の風味が鮮烈に香る。チキンにかつおや昆布の和だしでそばつゆ風に仕立ててある。芳醇かつスッキリした味わいだ。麺はちぢれのない幅広平打ち棒麺。中華麺だが讃岐うどんのようなシャッキリとしたかみ応えのシコシコ食感になっている。

【化学調味料は不使用です】創健社「発芽玄米らーめん 胡麻しょうゆ風味」

 インスタントラーメンといえば日清やマルちゃんといった専業メーカーの名が知られているが、地味ながら長いこと販売しているのが健康食品メーカーである。大手の創健社も昔からインスタント麺を手がけている。

 こちらの商品の特徴は化学調味料を使用していないことと、国産小麦粉使用の無かん水麺。粉末スープで作るつゆは、王道の醤油味で胡麻の風味で香ばしい味わい。ちぢれた発芽玄米入りの麺は、やさしいかみ応えのあるモッチリ食感。機能性食品にありがちな不自然な風味はまったく感じられない。

【今月のアレンジ術!】だんだんと寒くなってゆくこの時期、インスタント麺ではみそ味の商品が多く出回るが、それらのみそラーメンを担々麺風にアレンジする方法を伝授したい。今はお店のラーメンでも担々麺の人気が高く、一大勢力を誇るまでとなった。インスタント麺でも担々麺は人気で、よく見かけるようになったが常時どこでも買えるというわけではない。みそラーメンを担々麺にアレンジすれば常食できるようになる。

 やり方は簡単。出来上がったみそラーメンにピーナツバターを入れるだけだ。大さじ1杯入れるとよいのだが、初めてやる人は小さじ1杯くらいの少なめから始めるとよいだろう。あと、ごまドレッシングがあればそれも入れたい。最後に辛味としてラー油を入れる。なければ七味唐辛子でもOK。大事なのはピーナツバターとピーナツクリームを間違えないこと。クリームでは担々麺にならない。使用するみそラーメンは標準的な味のものがよい。今回はごつ盛りを使用したが、サッポロ一番みそラーメン、麺職人、麺づくりなどでもよい。

 ☆おおやま・そくせきさい インスタント麺愛好家。カップ麺、袋麺、ラーメン、焼そば、うどん、そば、まぜそばから海外製品まで、年間600食の即席麺を食べる。1995年、「TVチャンピオン インスタント麺通選手権」優勝。「マツコの知らない世界」出演。ツイッターは【@Sokusekisai】。

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