利尻昆布尽くしで料亭気分! 〝一食の価値ある〟漁協仕込みのインスタント麺

2021年10月24日 10時00分

利尻漁業協同組合「利尻昆布ラーメン 塩味」
利尻漁業協同組合「利尻昆布ラーメン 塩味」

【おいしく進化中! インスタント麺ガイド】インスタント麺の進化が止まらない。手軽でおいしく、このステイホーム期間に「よく食べるようになった」という人もいるはずだ。しかし、まだまだアナタの知らない“極旨”商品はある。インスタント麺愛好家の大山即席斎氏に、オススメ麺と、中高年にぴったりのアレンジ術を紹介してもらった。


【一度は食べてみる価値あり!】利尻漁業協同組合「利尻昆布ラーメン 塩味」

 もともとは北海道のローカルインスタント麺だったのだが、そのおいしさに気づいたラーメンファンがSNSやメディアで紹介したことでファンには広く知られる存在に。以後ネットやメディアの人気ランキングでたびたび1位となるような大人気商品となった。主に通販で購入できる。

 作ったのはインスタント麺メーカーではなくて「利尻漁業協同組合」。つまりこの商品の目的はラーメンを売ることではなく、利尻昆布のおいしさをアピールすることなのである。利尻昆布といえば主に料亭などで使われる高級昆布。それが惜しみなく使われているのも利尻漁協が作っているからこそなのだ。

 液体スープで作るつゆは透明度が高く、昆布だしが上品で旨みしっかりな塩味つゆだ。麺にも利尻昆布が練り込んであり、うっすら翡翠っぽい色をしている。食感は生麺に近いシコシコタイプ。さらに具として正方形をしたとろろ昆布入り(写真では私がモヤシと牛肉の佃煮を追加)。

 つまりこの商品ではつゆだけでなく、麺も具も利尻昆布入りなのだ。なので値段は少々お高い(公式HPだと20食5500円なので1食275円)が、それだけの価値はある一品。


【ヘルシー志向の方にも!】ヤマダイ「VEGAN NOODLES(ヴィーガンヌードル)酸辣湯麺」

 こちらは昨年発売され、ヘルシー志向な世相にも相まってかなり話題になった商品だ。東京・自由が丘の「T’Sレストラン」が監修している。

 ヴィーガンとは菜食主義の一種で、肉に加えて卵や乳製品も取らない主義の人々のことで、海外だと宗教上の理由などで動物性由来の食品を取らないという人たちが大勢存在する。こちらのパッケージには「この商品は原材料に動物性食材・化学調味料・アルコールを使用していません」と書かれている。ヴィーガンに限らずヘルシー志向の人にもオススメだ。

 つゆはアッサリ系のしょうゆ味スープにラー油やごま油などの油が浮いていて、強すぎなくて程よい酸味と辛みがある。手でもんだようなよれがある麺は、コシ感のあるモチモチかつシコシコとした食感があり、ラーメンというよりアジア系海外の麺風だ。

 動物性食材不使用だが、味わい・食感とも不自然さは感じない。かやくは豆腐、コーン、チンゲンサイ、唐辛子。一般的にアルコール不使用だと保存性が悪くなるということだが、賞味期限は約8か月を実現している。


【この秋の注目株!】日清食品「カップヌードル スーパー合体シリーズ」

 近頃は味でもCMでもコラボでも何でもアリのインスタント麺業界だが、特にその傾向が強いのが業界リーダーの日清食品。今秋、カップヌードル発売50周年で出してきたのがこのスーパー合体シリーズである。8種類のレギュラー商品を合体させて4種類の合体カップを作ってしまったのだ。驚くことにパッケージ自体が2つの商品を切断してくっつけたような外観になっている。
 ラインアップは「しお&カップヌードル」「シーフード&カレー」「欧風チーズカレー&チリトマト」「旨辛豚骨&みそ」。2種類の味のミックスバランスが見事で、どれもが予想外の新しいおいしさを生み出している。
 個人的なイチオシは「欧風チーズカレー&チリトマト」、トマト味にチーズが加わってイタリアンな味わいとなり食欲をそそる。


【今月のアレンジ術!】サンヨー食品「サッポロ一番 塩ラーメン」に野菜(トマト)ジュース

 サッポロ一番に限らず塩ラーメン全般に合う、中高年や女性にうれしいアレンジ。

 インスタントラーメンにはどうしてもジャンクなイメージがあり、食べるのを避けなければいけないものと思われがち。しかしラーメンに加える具材によっては栄養バランスが大きく改善する。それは野菜を追加すること。ただ、突然ラーメンを食べたいと思ったときに思った通りの野菜が家にあるとは限らない。

 そんな時、簡単にラーメンに野菜を追加する方法がある。それはスープに野菜ジュースを加えることだ。トマトジュースでもOK! ただ、フルーツミックスタイプよりも野菜のみ、トマトのみのジュースのほうが塩ラーメンには合う。

 お湯の代わりに全部野菜ジュースで麺をゆでるという方法もあるが、これは上級者向き。最初はお湯の3分の1を野菜ジュースと置き換えるくらいがよい。味も野菜の旨みが加わってタンメン風になる。

☆おおやま・そくせきさい インスタント麺愛好家。カップ麺、袋麺、ラーメン、焼そば、うどん、そば、まぜそばから海外製品まで、年間600食の即席麺を食べる。1995年、「TVチャンピオン インスタント麺通選手権」優勝。「マツコの知らない世界」出演。ツイッターは【@Sokusekisai】。

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