【ぺこ活!】いま大ブーム!高級食パン さらに旨みが増す魔法

2021年09月26日 10時00分

そのまま食べても、アレンジしてもおいしい高級食パン
そのまま食べても、アレンジしてもおいしい高級食パン

【食いしん坊記者♀がトレンドを徹底調査 ぺこ活!】完全にブームです。香りや味、ふわふわの食感にこだわった2斤900円前後の“高級食パン”にハマる人が続出。コンビニ大手もこれを追うようにして高級志向の食パンを発売していますが、欲張りな私はできるだけおいしく食べたい! ブームの背景とともに味わい方を「日本トースト協会」の代表である梶田香織さんに教えてもらい、試してみました。

 ――なぜ、ここまで高級食パンが注目されているのでしょうか

 梶田香織氏(以下梶田)もともと、世間一般的な食パンのイメージは「朝ごはんに食べるもの」や「手軽に食べられるもの」「トーストして食べるもの」などでした。しかし、数年前から味や食感などにこだわった高級食パン店がオープンしたことで、これまでのイメージとは違うおいしさや柔らかさに魅了される人が増えたのです。同時に、食パンも値段が高いと一層おいしいという印象がつき、様々な高級食パンを試す人が増えていきました。「一度味わったら普通の食パンには戻れない」という人もいるので需要が減ることなく、高級食パン店が増え続けています。

 ――今では、コンビニまでもが高級志向の食パンを発売。専門店の食パンとどのような違いがあるのでしょう

 梶田 専門店では、お店で焼きたてをすぐに販売します。売れるまでの型崩れの心配も少なくとことん柔らかさを追求したり当日または翌日に最高のおいしさが味わえるように作られています。一方で、コンビニは店頭に並ぶまでに型崩れしたり味が落ちないよう考慮した上で、各専門店の食パンに少しでも近づけようと商品開発に力を入れた上質な食パンです。

 ――高級食パンは2斤や1斤などで売られており、好きな厚さに切って食べられるようになっています。オススメの切り方や厚さはありますか

 梶田 まず、高級食パンを買ってきた当日はパンを手でちぎって食べてみてください。綿菓子を食べるときのように、つぶさないように優しくちぎりましょう(写真1)。食感にこだわって作られた食パンなので、食べるときはそのふわふわ感や柔らかさを存分に楽しむことが大切です。2日目は、トーストして食べるのがお勧め。切る際は、パン専用のナイフなど波刃の包丁を使うことをお勧めします。食パンの底の面が手前になるように置き、角からナイフを入れます。押して切るのではなく前後に動かしながらナイフの重さを利用してつぶさないように切っていきます。スーパーなどで売られている4枚切りの食パンは1枚当たりの厚さが約3センチですが、せっかく好きな厚さで切れるので4センチ程度にしてぜいたくに楽しみましょう(写真2)。

 ――お勧めの食べ方を教えてほしいです

 梶田 まずは、バターやマーガリンを2種類用意して味を比べてみてください。例えば、バターなら加塩タイプと無塩タイプ、マーガリンならバター風味のものやクリーミーなタイプのものなどです。それぞれを比べることで違いがはっきり出ますし、パンによって合うものも違います。

 ――知りませんでした

 梶田 意外と無塩バターとの相性が良く、パン生地の風味が引き立つ食パンもあります。また、バターやマーガリンを塗ったトーストに粗びき黒胡椒を振ると、おつまみのような味になってとてもおいしいです。バターを引いたフライパンで食パンを焼くのもお勧め。もし、食べきれなかったら好きな厚さに切った食パンをアルミホイルで包んだ後ラップで包みます。さらにチャック付きの袋に密封し冷凍庫で保存すると、風味も落ちにくく1か月ほど日持ちします(写真3)。

 ――初心者はどの高級食パンから始めたらいいでしょう

 梶田 高級食パンの先駆けとなった「乃が美」さんが良いのではないでしょうか。2013年に大阪で総本店をオープンして以来、行列ができる食パン店として注目を集め、トーストしないで「生」で食べるブームを作った専門店です。以降追い付け追い越せで増えた様々なお店の高級食パンも順に味わってみてはいかがでしょうか。

<本紙記者が実食!>

「乃が美」の食パン(2斤864円)をちぎって食べてみたらふわふわ感を堪能できました。厚切りもぜいたく! 他のどの食べ方でもおいしかったのですが、買える場所も限られますから、身近なコンビニの高級食パンで梶田さんお勧めの食べ方を試してみました。

 セブン―イレブン「金の食パン」(321円)とファミリーマート「俺のBakery監修 究極のしっとりもっちり食パン」(340円)を用意。前者は耳が薄くて柔らかく最後まで食べやすい。食感はしっとりというよりかは、ふわっとしています。後者は生地にしっとり感があり食パンの香りが口の中に広がります。

【無塩バターと加塩バターの食べ比べ】無塩バターはバターのまろやかさと食パンの香りが広がり、パンの甘味や耳の味など繊細な味も感じられました。加塩バターでは、しっかりとした塩気があるため、バターの味を強く感じました。どちらも似ているようで意外に違いがハッキリしていて面白いです。

【バター風味のマーガリンとクリーミータイプのマーガリン】マーガリンをパンに塗る家庭は多いと思います。まずは、クリーミータイプのマーガリンを試し、その後にバター風味のマーガリンを試しました。比較してみると、前者はパンとマーガリンが一体化してまろやかな優しい味に感じ、後者ははっきりとしたインパクトのある味に感じました。比べることでこれまで気が付かなかった特徴やおいしさを改めて感じることができました。

【バターと粗びき黒胡椒(写真4)】加塩タイプのバターを塗った上に黒胡椒を振りかけました。シンプルな方法なのに想像以上に味が変化してビックリ。黒胡椒の香りがここまで華やかに感じられるとは! 梶田氏が「おつまみのようになる」と言うのも納得です。加塩バターを塗ることで塩気もプラスされ、ワインなどのお酒にも合いそうです。

【バターを引いたフライパンで食パンを焼く(写真5)】トースターを使わず、フライパンでこんがりするまでじっくり火にかけます。バターは焦げやすいので火加減に注意しながら焼いていきます。溶けたバターがしみ込んだ食パンがフライパンによってこんがりと焼かれ、「サクッ」とたまらない食感で、中は「ジュワッ」とバターがしみ込んで…。いつもはバターやマーガリンが溶けてふにゃっとしてしまうのですが、焼きたてのサクサク、カリカリを最後まで楽しめました。

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