【話題の現場】ホテルなのに畳とちゃぶ台があるぞ!

2019年08月07日 10時00分

畳敷きの小上がりにちゃぶ台と、旅館スタイルで和のくつろぎ

 東京駅といえば、出張や旅行などで利用する機会が多いのでは? 駅前のスモールラグジュアリーホテル「ホテル龍名館東京」(東京・中央区)に、今夏誕生した客室が話題なので、潜入してきた。

 東京駅八重洲北口から徒歩3分、外堀通りに面した15階建て全135室の同ホテルでは、客室の約3割を改装。目指すは「フォーラスダブルA TATAMI ROOM」(2万7000円~)だ。

 客室に入ると、ホテルとは思えない光景が…。ベッド台が部屋の奥まで続き、畳敷きの小上がりになっていて、ちゃぶ台が置かれている。高床にして縁側を演出したとのことで、これが実にいい! 日本男児の記者は靴を履いたままだとゆったりできず、靴を脱いで足を伸ばして畳の上でくつろげるのは極楽。しかも、漫画「巨人の星」の星一徹がひっくり返しそうなちゃぶ台が、懐かしくて落ち着く。

 けん玉や輪投げなどが置かれていたり、浴衣をリクエストできたり…と、日本人がほっこりする旅館の要素を取り入れつつ、ホテルならではの快適な設備を備えている。マットレスは多くのアスリートが愛用する寝具メーカー・西川の最上級モデル「エアーSX」で、枕も同社の「エアー4D」と、いわば旅館とホテルのいいとこ取りだ。

 唯一の難点はバスタブがないことだが、水の出る穴が0・4ミリと極細で泡のように柔らかな水圧の「マイクロ・ナノバブルシャワーヘッド」があるのでノープロブレム。

 そもそも同ホテルは、1899年開業の「ホテル龍名館御茶の水本店(旧旅館龍名館本店)」(東京・千代田区)の分店なので、源流は旅館。それゆえ、“東京駅から最も近いモダン旅館”をコンセプトにしたとか。今回改装された38室は、すべてダブルルームで、そのうち28室が同タイプ。2012年から8年連続「ミシュランガイド」で2つ星を獲得していて、18年の稼働率は約90%という人気ホテルなので、予約はお早めに…。

 15階の和食店「花ごよみ東京」では、朝食ビュッフェ「東京ブッフェ」(2500円)が好評で、宿泊客以外もOK。旅行会社・JTBの朝食アンケートで1位に輝くなどして“日本一の朝食シェフ”と称された矢吹淳男氏が監修したメニューを味わえる。

 ※価格は税込み