超レアコラボも実現!? 他人に教えたくない“超アナログ”な梅雨の風物詩

2021年06月03日 11時30分

関東某所ではホタル観賞に日没から人が集まりだした

 梅雨の風物詩であるホタル狩りが“超アナログなレジャー”として人気だという。

 何しろネットやSNSでも生の情報が乏しい。頼りは天気予報アプリ「ウェザーニュース」の「ほたる情報」ぐらい。全国の出現スポットを一覧にし、ユーザーは新たなお勧めスポットや、見てきたホタルの写真や動画を投稿できるのだが…。

「載ってるスポットの数は前より減った印象で、投稿で載せる場所も区市町村まで。ホタルマニアは自然が好きだから、人が多く来て環境が汚され、ホタルに絶滅されちゃ困る。だからみんな詳細を教えないんだと思う」とは、ホタル好きの50代男性だ。

 特に地元民にその傾向が強い。聞けば、北陸の友人は「家から20分のとこに出るけど、場所は秘密」と、かたくなだとか。ホタル観賞付き宿泊プランを提供している関東の某温泉旅館は「地元の人しか知らない、秘密の場所にお連れします」とPRしている。

 ゲンジボタルで有名な関東某所では先月下旬の週末、100人ほどが集結。コロナ禍のため、自治体主催の観賞会は中止で案内人不在だったが、みんな常連なのかマナーは良く、真っ暗な川沿いや田んぼ周辺で静かに陣取ったり、ホタルを探し回っていた。

「奥まった山あいの田んぼには、ゲンジより出るのが遅いヘイケボタルもたくさんいた。マッタリ光を放つゲンジと、ピカピカ速く光るヘイケのコラボは超レア」と前出男性も興奮気味。ただ写真や動画は、最新機種のスマホでもうまく撮れなかったという。ホタルの撮影は難しく、スマホでは限界がある。カメラマンが撮っても、ホタルの放つ蛍光色の線や点が暗闇に乱舞する写真がせいぜい。幻想的な光景は、その場で目に焼き付けるしかない。そんな意味でも、ホタル観賞は大昔と変わらぬアナログな風流なのだ。

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