【ドバイシーマクラシック】レイデオロ藤沢和調教師の視野に凱旋門賞

2018年03月27日 21時32分

レイデオロと藤沢和調教師

 日本競馬は春の本格シーズン突入。今週日曜(4月1日)にはGI大阪杯が組まれているが、前日31日にアラブ首長国連邦(UAE)で開催されるドバイ国際諸競走も注目される。今年は日本馬14頭が6レースに出走、このうちGI・4レースでJRA発売が行われるが、この“大所帯”のエース格がGIドバイシーマクラシック(日本時間1日1時10分発走)のレイデオロ(牡4)。昨年のダービー馬で、管理するのは藤沢和雄調教師(66)。久々のドバイ遠征を前に“レジェンド”が展望を語った。

 タイキシャトル(1998年仏GIジャックルマロワ賞優勝)、ダンスインザムード(06年米GIIIキャッシュコールマイル)など、欧米では輝かしい遠征実績を残している藤沢和調教師だが、意外なことにドバイシリーズ参戦は過去1回だけ。当時まだナドアルシバ競馬場で行われていた2009年カジノドライヴ(ワールドカップ8着)以来、今回2度目の挑戦になる。

「まあ、チャンスがなかっただけ」とひょうひょうと語る藤沢和師。メイダン競馬場での戦いは今回初めてになるが、情報収集に怠りはない。
 
「この競馬場はデカいし、言い訳の利かないコース」としたうえで「暑い気候で夜中のレース。レイデオロも走ったことがない環境だけど、向こう(欧州ライバル陣)だって寒いフランスや英国から来るんだから条件は一緒。今は馬が世界中どこにでも行く時代。体調がどうのよりも実力がはっきり出る」と遠征を言い訳にするつもりはない。

 出走するシーマクラシック(芝2410メートル)のメンバーは粒揃い。「(昨年の英GIチャンピオンSの勝ち馬で当初参戦予定だった)クラックスマンは出なくなったけど、クロスオブスターズやポエッツワードあたりは出てきてほしかったから、ドバイで対決できるのは非常に楽しみ。(ポエッツワードの)マイケル(スタウト調教師)と(クロスオブスターズの)ファーブル(調教師)なら相手にとって…ムフフッ(不足はない)」

 余裕の表情で戦況を分析する様子は頼もしい限り。レイデオロも前哨戦の京都記念こそ、かかって結果を出せなかった(3着)が、馬は至極順調だ。

「結果を出すようなら(周囲から)“凱旋門賞に行ってくれ”って話になるんじゃないかな」

 春の中東の高額賞金レースから、秋の欧州最高峰決戦へ――。夢は季節をまたいで、つながっていく。

★4レースでJRA馬券発売=JRAで馬券発売が行われるのは、以下のGI・4競走。6R「ドバイゴールデンシャヒーン」(出走マテラスカイ=ダート1200メートル・日本時間31日23時40分発走)、7R「ドバイターフ」(出走ヴィブロス、クロコスミア、ディアドラ、ネオリアリズム、リアルスティール=芝1800メートル・同4月1日0時35分発走)、8R「ドバイシーマクラシック」(出走サトノクラウン、モズカッチャン、レイデオロ=芝2410メートル・同1日1時10分発走)、9R「ドバイワールドカップ」(出走アウォーディー=ダート2000メートル・同1日1時50分発走)。

 発売はインターネット会員限定。31日午前7時から発売が開始され、締め切りは各競走の発走予定時刻4分前(枠連、WIN5の発売は行われない)。