【海外競馬】イントゥミスチーフが北米ナンバーワン種牡馬に!交配料は初年度から18倍

2020年12月03日 16時30分

【TPC秋山響の海外競馬解析】今年の北米種牡馬リーディングは、イントゥミスチーフ(15歳、父ハーランズホリデー、米スペンドスリフトファーム供用)のぶっちぎり戴冠ということになりそうだ。

 昨年初めて北米種牡馬ランキングのトップに立ったイントゥミスチーフは、今年もこれまでGⅠケンタッキーダービーとGⅠ・BCクラシックを制したオーセンティック、GⅠ・BCフィリー&メアスプリントのガミン、GⅠフリゼットSのデイアウトオブジオフィスという3頭のGⅠ勝ち馬を筆頭に11頭が重賞を制覇。2位タピットとの差は1000万ドル近くとなっており、今年11月22日には、2016年にタピットがマークした北米種牡馬ランキングにおける年間最多収得賞金記録を更新した(すでに史上初めて収得賞金2000万ドルの大台に乗っている)。

 イントゥミスチーフ自身は2歳時にオールウエザーのGⅠキャッシュコールフューチュリティを制したGⅠ馬ではあるのだが、米3冠をけがのため回避し、復帰後も2戦してリステッドに勝ったものの、GⅠマリブSは2着という成績で引退。超一流の成績を残したわけではなかった。

 さらに、今でこそ半妹のビホルダーがGⅠ・11勝を挙げて4度もエクリプス賞を受賞したほか、半弟のメンデルスゾーンがGⅠ・BCジュベナイルターフに勝つなどして、華やかな牝系となったが、当時は妹弟の援護射撃はなく、09年の種牡馬入り時の交配料は1万2500ドルという比較的地味な存在ではあった。

 しかし、初年度産駒からGⅠ・BCダートマイルやGⅠサンタアニタダービーを制したゴールデンセンツを送ると、大きく飛躍。コロナ禍にもかかわらず、来年の交配料は今年から5万ドル増、そして初年度から見れば実に18倍の22万5000ドルとなって、北米ナンバーワンの座に就いている。