【海外競馬】福元大輔が騎乗したマイティハートはカナダクラシック3冠ならず

2020年10月25日 09時02分

 カナダ競馬で若き日本人騎手と〝独眼馬〟のコンビが挑んだ3冠制覇はかなわなかった。

 24日午後(日本時間25日午前)、福元大輔騎手(23)鞍上のマイティハート(父ドラメディ・牡3)はクラシック最終戦のブリーダーズS(芝12ハロン=オンタリオ州ウッドバイン)で7着に敗れた。

 マイティハートは日本でダービーにあたるクイーンズプレートS(オールウェザー10ハロン=ウッドバイン)と、クラシック2戦目プリンスオブウェールズS(ダート9・5ハロン=同州フォートエリー)を快勝して2冠達成。2003年のワンド以来、17年ぶりとなるカナダ競馬の3冠馬誕生に期待が集まった。

 11頭が出走したクラシック最終戦ブリーダーズSでマイティハートは単勝2倍の1番人気。絶好のスタートでハナを切り、高速ラップを刻んでレースを進めたが、1戦目のクイーンズプレートのように後続を突き放すことはできず、最後の直線で力尽き馬群に沈んだ。

 勝ったのはマイティハートと同じジョージー・キャロル調教師(62)が管理するベリチック(父レモンドロップキッド)。同師にとっては変則3冠達成となった。

 福元は中学卒業後、JRAの競馬学校を受験するも2年連続で不合格。騎手への夢をあきらめず、単身カナダに渡った。現地の厩舎で修業し、19歳で念願の騎手免許を取得。2017年の初騎乗からこれまで通算149勝。

 マイティハートは仔馬の頃に事故で左目を失い、隻眼の競走馬としてデビューした。4戦1勝で挑んだクイーンズプレートでは6番人気と低評価ながら、2着ベリチックと7馬身半差で圧勝。一気に注目を集めた。

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