【海外競馬】日本でも活躍するミナリク騎手が落馬負傷 現在も意識が戻らず

2020年07月24日 19時27分

ミナリク騎手

 ドイツで4度のリーディングジョッキーに輝き、2018年から3年連続でJRA短期免許を取得するなど日本でも活躍しているフィリップ・ミナリク騎手(45=チェコ出身)が今月3日、ドイツのマンハイム競馬場で落馬事故で負傷し、手術を受けて3週間が経過した現在でも意識は戻らず昏睡状態が続いている。

 国際競馬情報サイト「ホース・レーシング・プラネット」によると、ミナリク騎手は3日、ドイツ西部にあるマンハイム競馬場での最終レースで落馬。意識不明のまま近くのマンハイム大学病院に搬送され、麻酔処置を受けて足首の手術を受けた。だが、術後も意識は戻らず、21日には転院したハノーバーの病院で数時間にわたる手術が行われた。

 ミナリク騎手の妻カーチャさんはドイツの競馬サイト「ギャロップ・オンライン」に、「フィリップはファイター! でも今は時間と忍耐が必要です」としたうえで、「今は大変ですがフィリップは最高の医療を受けています。すごく良い病院で、ハノーバーには家族もいるので娘の世話もできる」と説明した。

 現在の病状についてカーチャさんは「正確な診断はまだ困難ですが、皆が最善を尽くしてくれています。外的脳障害や昏睡状態に詳しい人なら分かりますが、そういった状態はいつ変化してもおかしくないのです」と語った。

 これに対してパトリック・ギブソン氏らが中心となり〝ミナリク基金〟を設立。25日のキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSにエネイブルで参戦するランフランコ・デットーリ騎手やイタリアのウンベルト・リスポリ騎手などが基金参加を呼び掛け、現在で4万3000ユーロを超える支援が集まっている。

 ミナリク騎手は自他ともに認める親日家。来日時の休日は緑茶を探して街に出ることも多く、特に今年はラーメンを来日した家族と一緒に楽しんでいた。今年1月からの来日ではGⅢ共同通信杯でビターエンダーに騎乗して2着がある(JRA通算496戦29勝)。