【豪GIクイーンエリザベスS】ダノンプレミアムは馬場状態が気がかり

2020年04月09日 21時30分

馬場状態が気がかりなダノンプレミアム

【豪GIクイーンエリザベスS(11日、ランドウィック競馬場・芝2000メートル)TPC秋山響の海外競馬解析】日本からダノンプレミアム(牡5・中内田)が参戦し、JRAで馬券も発売されるオーストラリアのGIクイーンエリザベスSが11日に迫った(13頭で確定。ダノンプレミアムは馬番1番でゲート番3番から発走)。

 1954年に英国のエリザベス女王の来場を受けて創設されたクイーンエリザベスSはシドニーのランドウィック競馬場を舞台に行われる芝2000メートル戦。オーストラリアにおける秋の中距離王者決定戦という位置付けで、昨年あの希代の名牝ウィンクスが日本のクルーガーを2着に下して、見事3連覇&有終の美を飾ったのはまだ記憶に新しいところだ。

 今年は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、馬券売り上げ、入場料収入などの減少が予測されることから、レースの2週間前になって突然総賞金が予定の半額となる200万豪ドル(約1億2000万円)となる決定もなされたが、このレースには賞金だけでは測れない価値があり、勝者に対する評価が下がるわけではない。

 ダノンプレミアムは、騎手に移動制限がかけられる中、鞍上にシドニーのチャンピオンジョッキーであるJ・マクドナルド騎手を迎えることができた。加えて、これまでの日本での実績からもチャンスはかなり大きいと見ているが、ひとつ気がかりなのは、馬場状態。

 競馬場自体の水はけがあまり良くないことに加えて、この時期のシドニーは雨が多く、ここ10年で5回は勝ちタイムが2分5秒以上かかっているのだ(コースレコードは2分00秒30)。欧州勢や地元勢はこういった馬場を追い風とするだけに、馬場が極端に悪化しないことを祈りたい。