美人すぎる騎手ミシェルが笑いと涙のサウジ遠征を回顧

2020年03月05日 21時31分

招待レースで総合優勝したマイク・スミス(左)と3位のリサ・オールプレス(中)とともに健闘をたたえあうミシェル(写真は本人提供)

【ボンジュール・ミシェル】読者のみなさんボンジュール! 私は先週、STCインターナショナルジョッキーズチャレンジに参加するため、サウジアラビアへ行きました。

 計4レース騎乗で勝利こそ挙げられませんでしたが、デットーリや武豊さんなど世界の名手と戦って、総合3位となりました。騎乗停止処分(3月6、7日=ムチの使用に関する違反行為のため)となったことは残念でしたし、今後は気を付けたいと思います。でも、表彰台に上がることができたのは誇らしく、とてもうれしかったです。

 そのシリーズで特に印象に残ったのは総合優勝したマイク・スミス騎手です。彼が勝利した2つのレースは、スタートからゴールまでパーフェクトな騎乗ぶりでしたし、54歳とはとても思えない、まさにレジェンドです。私は2、4着したレースで、彼のすぐ後ろ、隣で走ることができて、とても貴重な財産となりました。日本とサウジでは砂質にかなり違いはありますが、南関東でのダート競馬の経験が十分に生きたと思います。

 翌日(土曜)のサウジカップデーは渋谷で一目ぼれしたお気に入りの赤いドレスを着て、レースを観戦しました。

 この日は武豊さんがサンバサウジダービーカップ(フルフラット)で勝利、サウジアカップ(マテラスカイ)では惜しい2着でしたが大活躍でしたね。豊さんは流れるような、それでいて攻撃的な素晴らしい騎乗ぶりだったと思います。

 できれば最後のレースまで現地で観戦したかったのですが、今週の川崎開催に初日(月曜=2日)から騎乗することの方が私にとっては大事なので、サウジカップは空港で観戦しました。日本のクリソベリルとゴールドドリームはプレッシャーがきつく、思うようなレースをさせてもらえませんでしたが、最後まで諦めずファイトしていました。ゴールドドリームはスムーズなら3、4着はあったでしょうし、クリソベリルは今回の経験を生かし、次はもっといいパフォーマンスを発揮してくれると思います。

 日本の馬たちは世界中どこへ行っても、活躍する適応力が素晴らしいですね。

 帰国直後の月曜は、川崎でいきなり2連勝できました。飛行機の便を早めたかいがありましたね。ただコロナウイルスの影響で無観客競馬となったことは、とても残念です。今は直接会えませんが、インターネットやテレビの中継で見てもらえたらうれしいですし、私も直接会えなくても、応援してくれるファンとともに頑張ります。

 余談ですが、今回のフライトは行き、帰りともに初めての成田空港。車の中でライトアップされたディズニーランドが見えて大興奮でした。私はディズニーが大好きなので、日本に滞在している間、少しの時間だけでも行けたらいいな。

 それではみなさん、アトゥタラ(また会いましょう)。

☆ミカエル・ミシェル=1995年7月15日生まれ。フランス南東部イエール出身。10歳で乗馬を始め、2011年に競馬学校に入学。14年3月に騎手デビューし、同年9月に初勝利を挙げる。その後、落馬による負傷で1年半の休養を経て、17年に17勝をマーク。18年には女性騎手として初めてフランス年間リーディングで83日間にわたってトップを維持し、最終的には72勝を挙げ12位で、国内女性騎手の年間勝利記録更新。19年8月にはJRAワールドオールスタージョッキーズで初来日し総合3位となった。地方競馬では3月3日現在、145戦17勝をマーク。