【サウジSTC国際騎手チャレンジ】魅せた!ミシェル総合3位 斤量差なしの舞台で好成績

2020年02月29日 12時00分

ミシェルは第2戦で2番手からしぶとく粘り込んで2着

【サウジアラビア・リヤド現地時間28日発】世界各国で活躍する男女各7人のジョッキーが集った「STC国際騎手チャレンジ」がキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われ、日本から参戦したミカエル・ミシェル(24)が3位タイ(15ポイント)、武豊(50=栗東・フリー)は8位タイ(10ポイント)となった。

 計4レース(すべてダート)で争われた同シリーズにはランフランコ・デットーリやオリビエ・ペリエといった日本でもなじみ深い世界的名手が参戦。そんな世界の“ツワモノ”を相手に、女性騎手の減量制度もない舞台でひときわ存在感を放ったのが南関東で短期免許を取得中のミシェルだった。

 第1戦の3R(1400メートル)こそ10着と精彩を欠いたものの、続く4R(1600メートル)ではセルフアルシャーク(牡5)に騎乗し、2番手追走からしぶとく粘り込んで2着。6R(1800メートル)でも4着に逃げ粘ってポイントを重ねた(最終の7R=1200メートルは10着)。

「ここはアメリカみたいで砂質は日本とは違ったけど、南関東で毎日乗っているからダートに関しては用意ができていた。日本で乗り続けてきたことが今につながっているわ。1勝もできなかったけど、特別な経験。レジェンダリーなジョッキーたちとの争いに入れてもらって、とても光栄だったし、楽しかった」とミシェル。29日夜に行われる史上最高賞金額のサウジカップ(ダート1800メートル)を観戦後はすぐ日本に戻り、3月2日は川崎競馬で7鞍に騎乗予定。無観客開催が決まっているとはいえ「すぐに日本に戻るのでぜひ応援してください」と日本のファンにメッセージを送った。

 優勝したのは2勝したアメリカの名手M・スミス(54・米国)だったが、2位にスイスのS・ヴォークト、ミシェルと同点3位はケガで欠場した藤田菜七子(22=美浦・根本)が“憧れの騎手”と公言するリサ・オールプレスで女性騎手の活躍も目立った。

 日本を含めて17か国目の騎乗となった武豊は9・6・2・8着。「第1回でドタバタ感はあったけど、ダートの質は非常に良くて走りやすかった。サウジアラビア独特の競馬を経験できたし、いいジョッキーが集まってのレースはとても乗りやすかったですね。(優勝した)マイク・スミスは年上だけど、さすが。自分も頑張らないと」

 パドックでは、自身の騎乗馬関係者以外からもたくさんの握手や記念撮影を求められていた日本のレジェンドとミシェルの両者。その注目度は中東の地でも別格の輝きだった。