ミシェル サウジの騎手招待レース参戦「私より若くて美人のコラリー・パコに注目して!」

2020年02月27日 21時31分

サウジアラビアの騎手招待レースに向け、色紙にカタカナで意気込みを込めたミシェル

【ボンジュール ミシェル】読者のみなさん、ボンジュール!

 先週日曜(23日)はフェブラリーSが行われましたが、私は東京競馬場に行って観戦してきました! 勝ったモズアスコットは力強い馬体、そしてスピードもある素晴らしい馬ですね。そして勉強になったのが大先輩ルメールの手綱さばき。スタート、ポジション取りを決める判断力、仕掛ける動作がとてもスピーディーで、かつ無駄がなく、だからこそ馬が瞬時に反応できる。ダート戦とは思えないスピード感のあるレースでしたし、騎手を目指している生徒たちは、ぜひ参考にしてほしいレースだと思いました。

 フェブラリーS前の10Rでは、サポートしていただいている社台ファームのアトミックフォースが勝利し、私も口取りに参加させてもらいました。まだ騎乗したことのない競馬場なのに、たくさんのファンから「ミシェル~」と大きな声で呼びかけてもらい、とても感動しました。私もいつかここでジョッキーとして勝利し、大歓声を浴びたいです。

 ルメールは今週末、サウジカップに日本のゴールドドリームで参戦しますが、私もサウジで28日に行われる騎手招待レースに参加します。今回はそこで再会する母国フランスのジョッキー3人についてお話ししますね。

 まずは日本でもおなじみのペリエとスミヨン。2人とも私が騎手になる前から欧州のビッグレースを数々制し、憧れの存在でしたが、騎手になってからはよく話をしますし、的確なアドバイスもしてくれて尊敬できるいいお手本です。2人は日本のことをよく知っているので来日してからも連絡を取り合い、いつも応援してくれます。

 今回、スミヨンはサウジカップで日本のクリソベリルに騎乗しますね。彼はフランスで心技体すべてにおいて今、もっとも優れたジョッキーだと思いますし、クリソベリルもレースのビデオを見ましたが、力強く素晴らしい馬だと感じました。彼(スミヨン)の手足の長さを生かしたダイナミックなフォームで、クリソベリルが直線でどれだけ躍動するか楽しみです。

 もう一人は菜七子の代わりに「STCインターナショナルジョッキーズチャレンジ」に出場する女性ジョッキーのコラリー・パコ(21)。彼女は私より若く、美人で、昨年は一気に勝ち星を伸ばした成長著しいグッドジョッキーです。フランスではお互いに話をし、仲良くしているので彼女とサウジアラビアでチャレンジできることはうれしいですし、日本のみなさんも彼女に注目してください。

 できれば菜七子と一緒にレースをしたかったので、サウジで会えないのは悲しいですが、けがが順調に回復することを祈っています。

 今回の招待レースでデットーリやムーア、武豊さんなど世界の名手と一緒にレースできることは貴重な機会ですし、騎乗馬とコースをしっかり研究し、優勝目指して頑張ります!

 それではみなさん、アトゥタラ(また会いましょう)

★プロフィル=ミカエル・ミシェル 1995年7月15日生まれ。フランス南東部イエール出身。10歳で乗馬を始め、2011年に競馬学校に入学。14年3月に騎手デビューし、同年9月に初勝利を挙げる。その後、落馬による負傷で1年半の休養を経て、17年に17勝をマーク。18年には女性騎手として初めてフランス年間リーディングで83日間にわたってトップを維持し、最終的には72勝を挙げ12位で、国内女性騎手の年間勝利記録更新。19年8月にはJRAワールドオールスタージョッキーズで初来日し総合3位となった。地方競馬では2月25日現在、131戦14勝をマーク。