【海外競馬】トゥーダーンホットに名種牡馬ドバウィ後継の期待

2020年02月27日 21時30分

【TPC秋山響の海外競馬解析】前回の米国編に続いて、今回は欧州で最高の交配料が設定された2020年の新種牡馬をご紹介する。トップは英国のトゥーダーンホット(父ドバウィ=ダルハムホールスタッド供用)で、5万ポンド(約700万円)での種牡馬入りになった。

 トゥーダーンホットは2歳時にGIデューハーストS(芝7ハロン)を含む4戦4勝の成績を収めて欧州最優秀2歳牡馬に輝くと、翌3歳時は春先こそなかなか調子が上がらなかったが、7月にGIジャンプラ賞(芝1400メートル)とGIサセックスS(芝8ハロン)を連勝して復活。さあ、これからマイル路線を平定しようかという時に骨折(おそらくサセックスSのレース中)で引退を余儀なくされてしまった。

 それでも欧州最優秀3歳牡馬のタイトルを手中にしたトゥーダーンホットは、血統背景も魅力的だ。

 同じ種馬場で供用中の父ドバウィは英国の種牡馬として史上初めて重賞勝ち馬頭数を100の大台に乗せ(GI馬は41頭)、交配料25万ポンド(約3500万円)を誇る名種牡馬。母ダーレミは、あのブエナビスタを下したドバイシーマクラシックなど3つのGIを制した名牝だ。

 さらに全姉2頭(ラーティダー、ソミダー)は重賞勝ち馬で、おじにはGIプリンスオブウェールズS優勝のリワイルディングを筆頭に、GIクイーンエリザベスII世Cを制したディアギレフ(香港名リヴァーダンサー)、GIランヴェットSのダラザリと3頭のGI馬が並んでいる。

 交配料5万ポンドはドバウィ産駒の種牡馬としては、新種牡馬であるかどうかを問わずトップの数字。ドバウィの後継種牡馬として大きな期待が寄せられている。