【海外競馬】仏2歳GI「2レース」で距離変更 レースレベル低下の打開策となるか

2020年02月06日 21時31分

【TPC秋山響の海外競馬解析】1月31日にヨーロッパ・パターン競走委員会から今年の欧州における重賞とリステッドの変更点が発表された。

 今年はGIからの格下げおよびGIへの格上げはなく、比較的平穏な変更となったが、フランスの2歳GIであるジャンリュックラガルデール賞とクリテリウムアンテルナシオナルの距離が変わったことは注目点。10月上旬に行われる前者は1600メートルから1400メートル、10月下旬の後者も1400メートルから1600メートルへ変更された。

 この2レースは、降格の可能性があるとして警告を受けた、同じフランスの2歳GIクリテリウムドサンクルー(芝2000メートル)ほど切迫した状況ではないのだが、それでも出走馬があまり集まらないこともあって、レースレベルの低下が懸念されているのが現状(前者のここ3年の出走頭数は6、6、7頭、後者は2017年が政府に対する抗議活動で中止、18年が6頭、昨年はなんと2頭)。

 そこで今回、1200メートルのGIモルニ賞(8月)→1400メートルのGIジャンリュックラガルデール賞→1600メートルのGIクリテリウムアンテルナシオナルという01年から14年までのレース体系に戻すことで、早めに事態打開を図ったというわけだ。

 ただ、ジャンリュックラガルデール賞は英国のGIデューハーストS(芝7ハロン)、クリテリウムアンテルナシオナルは英国のGIフューチュリティトロフィー(芝8ハロン)と同時期の開催。既存のレース体系に与える影響が大きいことから、今回の変更は2年間の時限措置となった。それ以降については、その2年間の状況を見て決められることになっている。