【海外競馬解析】ディアドラの評価急上昇!欧州における日本競馬のアンバサダーだ

2019年12月26日 21時30分

【TPC秋山響の海外競馬解析】今年は7頭の日本調教馬が海外でGI計8勝。2016年の5勝を上回る最多記録を打ち立てた。

 個人的に最も印象に残っているのは、8月のディアドラの英ナッソーS(芝9ハロン197ヤード)制覇だ。道悪に泣いたGIプリンスオブウェールズSから一変した走りを見せ、鮮やかな差し切り勝ち。日本産の日本調教馬としては史上初になる英国GI制覇を成し遂げた。

 忘れてならないのは、ディアドラがその後も日本に帰ることなく続戦して、アイルランドのGIアイリッシュチャンピオンSでマジカルの4着に入ると、さらに英国のGI英チャンピオンSでもマジカルの3着に健闘したこと。

 この2レースは、ともに両国を代表する中距離戦で、欧州の競馬人にとっては極めて重要なレース。マジカルという名牝に敗れはしたものの、トップ中のトップGIと言える2レースでの好走は非常に価値が高い。特にアイリッシュチャンピオンSは直線で前が壁になる場面があってのもので、あれがなければ際どい勝負に持ち込んでいたと思われる。敗れたとはいえ、大いに評価を高めたレースだった。

 現地メディアにも多く登場し、すでに欧州における日本競馬のアンバサダー的な存在になっているディアドラと、その陣営。来年のさらなる活躍を期待したい。

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