【香港国際競走】あふれる“闘魂”ノームコア 初の海外遠征でも元気いっぱい

2019年12月04日 13時09分

ノームコアは初の海外遠征でもオンオフはっきり

【香港シャティン競馬場発】取材開始初日の3日朝は寒風が吹きつけ、日本と変わらない体感気温に驚かされた。そんな現地で話題になっていたのが香港カップ(日曜=8日、シャティン競馬場芝2000メートル)を予定していたアーモンドアイの直前回避。香港ジョッキークラブの関係者からは「近くで見られなくて残念」といった言葉を多く耳にした。同馬の人気は回避してもなおワールドクラスだ。

 3日朝の地元勢は香港スプリント(芝1200メートル)出走のラタンがポリトラックで追い切り。騎乗したのは昨年のWASJに出場したスコフィールドで、当時話題になった金髪美女とはすでに入籍し、「ハッピーな結婚生活を送っている」と笑顔を見せた。ラタンについても「ここ2戦の敗戦(6、4着)はハンデが原因で、内容は悪くない。力のある馬」と巻き返しを期待する。

 同レースの3連覇がかかるミスタースタニングや、香港マイルで3連覇がかかるビューティージェネレーションも元気に馬場入りを行った。2走前に連勝がストップした後者には、より状態の見極めが必要になるが、馬体を見る限り、調子落ちはない。

 一方の日本勢は角馬場調整のみのディアドラを除く8頭が馬場入り。日本馬で唯一、芝コースに入った香港マイル(芝1600メートル)出走のノームコアは、鞍上(ルメール)が手綱を押さえるのに苦労するほど元気があり余った様子。その後は落ち着いた歩調で引き揚げていき、初の海外遠征でもオンとオフがしっかりついている印象だ。

「初めて芝に入れましたが、問題なく元気いっぱいでした。香港の芝も、この馬には合いそうです」と萩原調教師は満足げ。

 他の7頭はポリトラックでの調整になった。香港カップのウインブライトはキャンターの後に角馬場で松岡が騎乗し、その感触で翌日の追い切り内容を決める。春のクイーンエリザベスII世Cの覇者とあって、香港ジョッキークラブのインタビューを受けた松岡。“春の勝利は驚きだったか?”と問われ、「勝つつもりで来ていたので驚きはない。実力を発揮できて良かった」と、きっぱり。4日の追い切りに関しては「芝で行う予定だが、ポリトラックの状態が良さそうなので少し考えたい」と話した。